FIREってインデックス投資でやるんでしょ?
どうやるの?
インデックス投資でFIREとか胡散臭い・・・・
本当にできるの?
この記事では、上記のような疑問にお答えします。
本記事のポイント
・なぜインデックス投資でFIREするのか?
・サラリーマンでもFIREは可能なのか?
近年、日本ではFIREを志す人が増えてきました。
私自身もその一人です。
「もう、働かずにゆっくり過ごしたい」
「好きなことだけして暮らしたい」
このように考えている人も多いことでしょう。
この記事では、このような悩みを解決します。
はじめまして!マンモスです。
投資歴15年、インデックス投資は現在8年間継続中です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。
そんな私が、「インデックス投資でFIREするための手順を解説。【難しくない】」を解説します。
インデックス投資でFIREするための手順
インデックス投資でFIREする手順は以下のとおりです。
②資産目標を設定する
③目標達成までの期間を把握する
④インデックスファンド、ETFを選ぶ
⑤投資を開始する
⑥リバランスする
難しく考えなくても、アーリーリタイア、セミリタイアの亜種みたいなものです。
手順① 生活レベルの把握
まずは、自身の生活レベルの把握をしましょう。
FIREに限らず、セミリタイア、アーリーリタイアでは、漠然と「いくらあれば達成できる」と言えるわけではありません。
支出のコントロールをし、生活レベルに適した資産を作る必要があります。
生活レベルによっては、1000万円くらいからセミリタイアしてしまう人もいます。
YouTube、ブログなんかでそういう人たちを見つけるのは簡単だよ。
参考になる!
次に、理想とする生活レベルを決めましょう。
・将来どのような生活をしたいか?
・その生活にいくらのお金が必要か?
・生活レベルを妥協して落とす必要があるのか?
上記のようなことを決める必要があります。
当たり前のことだけど、生活レベルを上げるとFIREには相応の資産が必要になるよ。
まずは大まかでいいので、どの程度の生活レベルにするか決めよう。
家計簿は自分にあった方法でつけましょう。
でないと、すぐに飽きます。
私の場合、昔にExcelで家計簿をつけようとしましたが、1週間続きませんでした。
しかし、スマホが登場し家計簿アプリを使うようになって、もう9年以上継続しています。
ちなみに、androidの「AndroMoney」というアプリを9年使ってます。
最近では自動で家計簿をつけてくれるアプリなどもあり、そちらもおすすめです。
※マネーフォワーMEなどが有名です。
手順② 資産目標を設定する
FIREにおいて、資産目標は年間生活費の25倍が目安です。
これは、後述する4%ルールにより寿命が尽きる前に資産が尽きるという状況を回避するために必要な額です。
年間の生活費が、
・200万円なら5000万円が必要
・300万円なら7500万円が必要
・400万円なら1億円が必要
というような感じです。
この必要資産を把握する意味でも、手順①の生活レベルの把握は必須です。
手順③ 目標達成までの期間を把握する
手順①、②を経て必要資金が決定しました。
次に、その資金をインデックス投資で達成するまでの期間を把握します。
やり方は簡単です。
楽天証券の積立かんたんシミュレーションなどを使い、期間のシュミレーションをしてみましょう。
※投資の積み立てシュミレーションはいろんなサイトでできます。
シュミレーション方法はどのサイトでもやることはほぼ一緒で、以下の項目を入力するだけです。
①毎月積立額
②積立期間
③リターン(年間利回り)
※上記のことを逆算も可能です。
以下の図では30年で5000万円作るには毎月いくら必要かが分かる。
出典:楽天証券積立かんたんシミュレーション
①毎月積立額と②積立期間は自由に入力してみましょう。
しかし、ここで注意したいのがリターン(年間利回り)です。
インデックス投資の場合、年利は約5~8%程度のため、その範囲でシュミレーションするようにしましょう。
利回りが高ければ、それだけ早く目標金額に到達可能です。
より確実なシュミレーションをしたいなら、利回りを低めにするのもいいでしょう。
このシュミレーションを経て「時間が掛かり過ぎる」、と思ったならやることは以下の3つです。
②目標達成までの期間を延長する。
③転職、副業、節約などで、入金力を高める。
上記のことを意識し、納得できるまで手順①~③を繰り返しましょう。
※入金力と期間の重要性は下記の記事をご覧ください。
手順④ インデックスファンド、ETFを選ぶ
具体的に何に投資するかを決めていきます。
おすすめの投資先は全世界株式かアメリカ株で構成されたインデックスファンド、ETFになります。
債権なども含んでも問題ないのですが、投資において歴史的に一番リターンがあるのは株になります。
出典:ジェレミー・シーゲル著 株式投資
よって、投資期間序盤は株をメインとするインデックスファンド、ETFがおすすめです。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
手順⑤ 投資を開始する
何に投資するか選んだら、あとはひたすら積み立て投資するだけです。
積み立て投資は買い時を選ぶ必要もなく、思い立ったらすぐに行動してOkです。
買い時を選ぶ必要がない理由は、
・長期スパンで見れば、その年の高値、安値など誤差であること
・積み立て投資することで、取得価格が平均化されること
以上2つが挙げられます。
インデックス投資の場合、細かなテクニックを意識する必要はあまりないです。
ただひたすら長期で積み立てることが一番重要であることを覚えておきましょう。
そうすることで、勝率が上がります。
※買い時の細かなポイントは以下の記事で解説しています。
手順⑥ リバランスする
投資を始めた後は、ほぼすることがないです。
しかし、ライフステージ毎などにリスク許容度の確認をして、必要であれば資産のリバランスをしましょう。
また、FIREのための資産形成期間を終えたら、以下のようなリバランスもおすすめです。
・株メインの構成から資産全体のリスクを減らすために、債券を組み込んだインデックスファンドを組み込む。
・キャッシュフロー増大を狙った高配当インデックスなどを組み込む
ここらへんの判断は、個人のリスク許容度、好みに依存します。
なぜインデックス投資でFIREするのか?
インデックス投資でFIREを目指す理由は3つです。
②再現性がある
③失敗しそうになっても修正可能
理由① 4%ルールの存在
FIREにインデックス投資を活用する一番の理由は「4%ルールの存在」です。
※4%ルールの詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
一般的なアーリーリタイアであれば、理論値で「残存寿命 × 生活費」が必要になり、膨大な資産が必要になります。
しかし、インデックス投資を活用したFIREであれば、「生活資金×25年」と、割と現実的で達成可能な目標を設定できます。
一点注意して頂きたいのが、FIRE後の資産構成です。
FIREに必要な金額は「生活資金×25年」ですが、これは貯金だけでは全く意味がありません。
株、債券で「生活資金×25年」の資産が必要になります。
株、債券で資産を保有しないと、資産自体が増えないため4%ルールが適用できません。
詳しくは上記の記事をご覧ください。
理由② 再現性がある
インデックス投資の手法は突き詰めると以下のとおりシンプルです。
・損切りはしない。
「誰にでもできる」なんて言うつもりはありませんが、他の投資、投機手法に比べれば圧倒的に簡単です。
また、インデックス投資の研究結果も豊富で、リスク、リターンが割と明確に分かります。
あくまで過去の結果だけどね・・・
最近では、ブログ、YouTubeで検索すれば、いくらでも情報が見つかるよ!
これが他の投資、投機手法になると、「こうやって買え!」、「ここで売れ!」と手法は簡単に分かります。
問題は、インデックス投資のようにバックテストデータを見つけるのが難しいことです。
バックテストデータがないと、投資家は「いくら儲かるかは分からないけど、たぶん儲かるんだろう・・・」という、ひどく曖昧な状態で投資することになります。
「私はこの方法でいくら儲けました」という情報もありますが、特定の個人の損益データだけでは、あまり役に立ちません。
再現性がまったくないですからね・・・・
上記のこともあり、インデックス投資には手法、バックテストという意味で再現性があります。
理由③ 失敗しそうになっても修正可能
インデックス投資でFIRE達成後、いきなり人生完全に詰むような失敗はまず発生しません。
理由として、生活資金25年分があるからです。
ここで仮にリーマンショック級の暴落がきて資産が半減したとしましょう。
それでも、残り12.5年は生活できるのです。
この間に「アルバイトする」、「副業をする」、「時間をかけてビジネスの準備をする」、「生活コストの見直し」など、いくらでも軌道修正は可能です。
株が暴落していている期間だけ、不安を和らげるために少しだけ働いてもいいかもしれません。
また、FIREには生活資金をコントロールするマネーリテラシーの高さが必要ですが、FIRE達成するころには当然のように身についていることでしょう。
そのようなリテラシーを身に着けた人であれば、特に問題なく軌道修正も可能でしょう。
サラリーマンでもFIREは可能なのか?
FIREの難易度はアーリーリタイアに比べれば楽であるものの、それでも「一般的なサラリーマンが本当にできるのか?」という疑問があります。
それに対する私の答えは、「十分可能である」です。
結論 時間はかかるが難しくはない
インデックス投資でFIRE資金を数千万円作る、と聞けば難しいことのように思えます。
金額は大きく難しいように感じますが、これ自体はさほど問題ではありません。
少額の投資でも、時間さえかければ数千万円程度なら作れてしまうからです。
一番の問題は、入金力次第では時間がかなりかかるという点です。
例えば、目標金額5000万円を30年かけて作る場合、年利6%の運用で月5万の積み立てが必要です。
インデックス投資であれば、年利6%は非現実的というわけではありません。
むしろリーマンショック以降、アメリカに投資していれば、年利15%くらいにはなっていました。
また、月5万の積み立ても、普通の収入と金銭感覚があれば、さほど難しくはありません。
捻出できない場合、副業の選択肢もあります。
やはり一番のネックは「目標達成までの期間」なのです。
このポイントさえ考慮しておけば、他の要素はさほど問題ではないでしょう。
※難易度を下げるには、若い時期から投資をする習慣が重要です。
情報が豊富にある
いまや有料級の情報がブログやYouTubeで無料で手に入ります。
また、志を同じくする人とSNSで簡単に繋がれたり、実際にFIREを達成した人、失敗した人など情報が豊富にあります。
常に知識をアップデートしていけば、一般的なサラリーマンでもFIREは十分可能です。
3000万円くらいなら割と余裕で作れる
私自身、投資期間15年で資産3000万円を達成しました。
3000万円くらいからFIREを実行する人も、ちらほらいることでしょう。
私自身はもっと生活レベルを上げたいので、目標は7500万円~1億円としています。
まだFIREする気はありません。
資産3000万に到達した感想として、「割と余裕だったな・・・・」という感じです。
特に過度な節約などもしていません。
また、15年中、はじめの7年はほぼマイナスでしたが、それ込みでも「割と余裕」という感想です。
もちろん最初のころは苦労しましたが、それは投機をしていたからです。
インデックス投資が習慣になってしまえば、特にストレスもありませんでした。
上記はあくまでも私個人の感想ですが、まだ投資をしていない人はリスクコントロールさえしっかりできていれば、投資という行為を過度に恐れる必要はありません。
FIREを目指すのであれば、恐れずインデックス投資を始めてみましょう。
※まずは1000万円を目指しましょう。1000万円に到達すれば、あとは思考停止してても余裕です。
※3000万円に到達したときの手法、資産構成を公開しています。
参考までに。
※私のこれまでの投資経歴です。良ければ参考にしてください。
まとめ
「インデックス投資でFIREするための手順を解説。【難しくない】」のまとめです。
手順① 生活レベルの把握
手順② 資産目標を設定する
手順③ 目標達成までの期間を把握する
手順④ インデックスファンド、ETFを選ぶ
手順⑤ 投資を開始する
手順⑥ リバランスする
・4%ルールによって投資しない場合に比べ、必要資金が少なくすむ
・再現性がある
・失敗しそうになっても修正可能
・サラリーマンでもFIREは十分に可能
時間はかかりますが、FIREを達成すること自体は難しくありません。
達成までかかる時間と生活レベルを調整し、納得できる状態でFIREを目指しましょう、