インデックス投資でリバランスするメリット。【株価暴落も怖くない】

インデックス投資
くまさん

インデックス投資でリバランスするメリットって何?

うしくん

リバランスってどうやるの?
おすすめの方法教えて!

 

この記事では、このような疑問にお答えします。

 

当記事のポイント

・リバランスとは?
・リバランスは心理的負担が減る
・利確/買い増しの自動化ができる
・リバランスの方法
・おすすめはコアサテライト戦略との組み合わせ

 

インデックス投資で一番重要なことは、長期間積み立てることです。

こうすることで、はじめはわずかな利益でも10年、20年と積み立てることで莫大な利益になります。

インデックス投資自体は、「ただ積み立て続ける」という簡単な投資方法ですが、これは理論として簡単なだけであり、実際にはかなり難しいです。

なぜなら、長期投資特有のリスクがあるからです。

※詳しくは、下記の記事で解説してます。

 

このリスクを解決する手段として、「リバランス」を解説していきます。

 

マンモス
マンモス

はじめまして!マンモスです。
投資歴15年、インデックス投資は現在8年間継続中です。

約2600万円を運用しています。
そんな私が、経験者目線で「リバランス」について解説します。

 

インデックス投資でリバランスするメリット

インデックス投資でリバランスするメリットは、利確と買増しの自動化です。

このことにより、バブル相場では適度なタイミングで利確し、暴落相場では安値で買い増しするということが可能になります。

 

リバランスとは?

リバランスとは、資産配分の見直しのことです。

例えば、「現金40%、インデックス投資60%」を基準とした場合、株価が上がるとインデックス投資の割合が増加します。

基準「現金40%、インデックス投資60%」→ 株価上昇後「現金30%、インデックス投資70%」

ここで、基準の「現金40%、インデックス投資60%」に戻すために、インデックス投資を売却します。

そうすると、値上がり分が利確されます。

株価下落時はこの逆のパターンで、買い増しが可能になります。

本来、インデックス投資は買い増しを続けるだけでも問題ありませんが、リバランスするメリットも大きいため、それらについて詳しく解説していきます。

 

リバランスは心理的負担の軽減につながる

リバランスは利確、買い増しの自動化により心理的負担が減ります。

なぜらな、リバランスでは、

「株価が高い/低い」

「今はバブルなんじゃないか?」

「バブル崩壊はいつになるんだろう・・・?」

このように悩むことがなくなるからです。

 

バランスにおいて重視されるのは、株価が高い、安いといった時期、価格ではなく、「資産比率」です。

 

マンモス
マンモス

実質、資産比率だけ気にすればいいため、バブルとか暴落とか、考える必要がありません。
また、いつか来るバブル崩壊での資産減少についても、ストレスが減ります。

 

このように、心理的負担を減らし、精神的に安定して投資できるということは、長期投資ではかなりメリットになります。

「ただ積み立て続ける」という、簡単なインデックス投資でも、実際に株価暴落が起こってから、恐怖にかられて損切りしてしまう、そしてインデックス投資で失敗する・・・

 

くまさん
くまさん

いや、そんなミス絶対にしないし・・・・

マンモス
マンモス

本当にそう言える?

 

このような失敗を犯さないために、”自分自身の行動に対するリスクヘッジ”としてもリバランスは有効に機能します。

 

バブル相場での利確の自動化

バブル相場は株価が通常以上に上昇する大チャンスです。

しかし、インデックス投資の場合、基本戦略は「積み立てしつづける」ことです。

結局、バブル時に利確しなければ、バブル崩壊に巻き込まれ、資産を大きく減らすことになります。

このことを含めても、インデックス投資の積み立ては、数十年続けることで大きな利益がだせます。

これがインデックス投資のメリットです。

 

くまさん
くまさん

でも、ちょっと勿体ないよね・・・。
バブルである程度利確して、バブル崩壊のあと、また買い増ししたほうが良くない?

 

この問題を解決するのがリバランスです。

資産の基準となる比率を決め、株価が大きく上昇したタイミングでリバランスすることで、利確と同時にキャッシュポジションを確保できます。

 

株価暴落時の買い増し自動化

上述したバブル相場でリバランスすることで、キャッシュポジションは増加します。

バブルで株価が上昇したあと、次はバブル崩壊局面に入ります。

そうすると、今度は基準としていた資産比率より、キャッシュポジションが多くなります。

ここでリバランスのために、今度は利確ではく、買い増しすることで、資産比率が基準に戻ります。

つまり、株価下落局面で安値で投資できるというメリットになるわけです。

 

リバランスのデメリット

リバランスにはデメリットがあります。

それは、株価が上昇し続ける場合、リバランスによって最終損益が減ることです。

もし、株価が上がり続けるなら、現金の保有比率を最低限残して、あとは全部投資すれば、利益もその分増えます。

 

しかし、上記のような株価がどう動くかという問題は、予測ができません。

上述した、心理的負担を軽減したいのであればリバランスがおすすめです。

ただ、インデックス投資をリバランスせず、積み立てることも間違いではありません。

積み立て続けることに何のストレスも感じない、暴落相場になっても一切不安がないという人は、リバランスの必要はりません。

リバランスをすべきだったのか、しないほうがよかったのか、どちらが正しいかは、結局、時間がたたなければ分からないのです。

リバランスをするかは、自身のリスク許容度、ストレス耐性と相談しましょう。

 

マンモス
マンモス

投資歴が長くて、自身のリスク許容度、ストレス耐性を自覚している人は好きなほうを選びましょう。
もし、リーマンショック後の上昇相場しか経験していない、投資歴が浅い人は、リバランスをおすすめします。
下落相場で資産が減るストレスはいずれ慣れますが、経験が浅いとめちゃくちゃストレスなので、よく留意しておきましょう。

 

リバランスの方法

リバランスの方法は下記の3種類です。

①定期でリバランスする
②定率でリバランスする
③定期と定率を組み合わせる

 

全てに共通する要素として、基準となる資産比率を決めておきましょう。

たとえば、

現金(安全資産)40%、投資(リスク資産)60%

というような感じです。

また、基準の資産比率は人生のなかで常に一定にする必要はありません。

ライフステージ毎に基準値を見直してもいいですし、年齢とともに基準値を見直すのもありです。

よく言われるのが、若いうちはリスクをとって、年を取ったらリスク比率を下げるというのがあります。

 

くまさん
くまさん

若いうちは、失敗しても挽回できるチャンスがあるからね!

 

年齢とともにリスクを下げる場合、以下の公式を使うのがおすすめです。

 

年齢におけるリスク資産比率の算出方法
リスク資産比率 = 100% - 年齢
例 40歳なら、 100%-40%で60%を投資に回す。

 

上記の式はあくまで目安です。

自身のリスク許容度と相談し、アレンジしましょう。

 

また、バブル時は一時的に安全資産比率を高め、バブル崩壊後にいっきに投資するなんてのもありです。

 

毎月の積み立ては、やめる必要はありません。
リバランスはあくまでも、資産比率の調整であって、買い、売りのタイミングを限定することではありません。
ただ、資産比率の調整のために、あえて新規投資をしない方法もあります。
リスク資産を売却して、比率の調整をするか、新規投資を停止して調整するかは、必要に応じて決めましょう。

 

※リバランスをうまくするうえで、リスク許容度が重要です。以下の記事で解説しています。

 

方法① 定期のリバランス

毎年、何月になったらリバランスするという方法です。

※年1、2回くらいでOK。

例えば、

・会社のボーナスのタイミングになったらリバランスする

・年末にリバランスする

といった感じです。

このように、定期的に基準となる資産比率に戻すのが「定期リバランス」です。

 

方法② 定率のリバランス

基準となる資産比率に加え、どの程度比率が崩れたたリバランスするという、ルールを事前に決めておきます。

例えば、基準が「現金40%、インデックス投資60%」で「10%変動したらリバランスする」というような感じです。

定期リバランスと違い、こちらは、株価の上昇、下落に影響される「不定期なリバランス」です。

 

方法③ 定率と定期の組み合わせでリバランス

リバランスは定期と定率のどちらかでも、問題ありません。

しかし、バブル局面、暴落局面など、チャンスをものにしたいというとき、任意にリバランスするのが「定率と定期リバランスの組み合わせ」です。

インデックス投資に若干アクティブ運用の要素が加わります。

成功すれば、最終損益を大きく改善できます。

失敗しても、インデックス投資の投資効率が悪化する程度でしょう。

 

こちらは、「インデックス投資は数十年続ければほぼほぼ勝てる」という理屈に甘えた投資戦略です。

余計なことはせず、セオリー通りにインデックス投資したいという人には向きません。

 

マンモス
マンモス

好みの問題ですが、「いろいろ分かってる人向け」の戦略です。
私の場合は、基本的には12月にリバランスしてます。
ただ、この記事を執筆時点で、世間は「そろそろバブル崩壊」というような雰囲気のため、一時的に現金比率を多めにしてます。
バブルが崩壊したら、いっきに買い増す予定です。

 

コアサテライト戦略との組み合わせがおすすめ

リバランスはコアサテライト戦略と組み合わせるのがおすすめです。

 

コアサテライト戦略とは?
コア(安定運用)とサテライト(積極運用)に投資戦略を分けることです。
資産比率はコアが多め、サテライトが少なめです。

 

インデックス投資(コア)と積極運用(サテライト)を組み合わせ、サテライト側の資産を使ってリバランスし、資産比率を見直すのがイチ押しです。

あくまでも、インデックス投資が主役であり、それ以外の部分で資産比率をコントロールすることで、インデックス投資の弱点をカバーできます。

仮に、積極運用が失敗しても、インデックス投資をしているという安心感があるため、将来的な資産形成は十分可能です。

純粋にインデックス投資だけやるのほつまらない、積極的に利益を狙いたいという人にはおすすめです。

 

マンモス
マンモス

上記のインデックス投資を中心とし、コアサテライト戦略とリバランスをするのが私の投資戦略です。
下記の記事で、損益を公表してるので参考にして下さい。

 

 

まとめ

リバランスのまとめです。

 

・リバランスとは、資産比率の修正のこと
・心理的負担を軽減するメリットがある
・定期と定率のリバランスがある
・株価が上昇しつづける場合、リバランスすると投資効率が悪化する
・コアサテライト戦略との組み合わせがおすすめ

 

リバランスをすることで、投資のリスク低減、安定の効果があります、

自身のリスク許容度、ストレス耐性と相談しながら、リバランスすることを取り入れてみましょう。

 

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