株の勉強をすれば勝てるのか?努力を無駄にしないための注意点とは?

勉強
くまさん

株は勉強すれば勝てるようになるの?

この記事では、上記の疑問にお答えします。

 

本記事のポイント

・株は勉強すれば勝てるようになるのか?
・株の勉強をするほど勝てなくなることもある
・正しい株の勉強をすれば勝てる確率が上がる

 

「株って、勉強すれば儲けられるの?」

「努力すれば、当然、勝てるよね?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

この記事では、サラリーマン兼業で投資を15年以上している私の経験をベースに、「株は勉強すれば勝てるのか?」ということを解説しています。

プロや専門家でない、みなさんと同じ一個人のサラリーマン兼業投資家として、ポジショントーク抜きの本音で、この記事を執筆しました。

是非、最後までご覧ください。

 

マンモス
マンモス

はじめまして!マンモスです。
投資歴16年目です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。

実現損益は1000万円を超えました。

その経験を活かし、「株の勉強をすれば勝てるのか?努力を無駄にしないための注意点とは?」を解説します。

 

この記事で解説している内容は、利益を保証するものではありません。
投資は自己責任でお願いします。

 

株は勉強すれば勝てるようになるのか?

結論から申し上げますと、株は勉強をたくさんしても、勝つのは難しいです。

また、残念ながら勉強時間に比例して儲けの額が多くなるというものでもありません。

なぜなら、プロや素人問わず参加する株式市場において、株の勉強をして知識があるのは当たり前であり、市場全体を出し抜いて自分だけ儲ける、というようなことを勉強で習得するのは難しいからです。

株式投資をするにあたり、勉強をするのはあたり前のことで、勉強するという行為は特別なことでもなんでもないのです。

株式投資の勉強をするということは、市場で生き残るうえでの最低ラインです。

 

私自身は、株を始めた当初は「勉強すれば株で勝てるようになるんだろうな」なんて甘い考えを持っていました。

しかし、15年以上投資をしてきた今は、勉強すれば「勝てる」、「儲かる」のでなく、市場での最低限の生存能力が身に付く程度でしかない、と理解できました。

 

 

【結論】株で勉強しても勝つのは難しい

株の勉強をたくさんしたところで、たくさん儲けられるようになったり、劇的に勝率が向上することはありません。

株式投資をするということは、市場に大きな影響力がある機関投資家を相手にすることを意味します。

※市場を動かすのはほとんどの場合、機関投資家の資金であり、個人投資家ではありません。

このように、自分より遥かに有能で、かつ金融の最先端にいる強大な敵を相手に、人並み以上に勉強したところで、突出した結果が出せるわけではないのです。

 

また、株の勉強をいくらしたところで、「聖杯」を手に入れることはできません。

※「聖杯」は投資、投機界隈での、絶対に勝てる手法の例えです。

ゆえに、株の勉強をしても、儲けられる保証はないのです。

 

 

株の勉強をしない人は勝つ資格すらない

ここまでの解説で、「じゃあ、勉強することなんて、無意味じゃん」と思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。

株の勉強をたくさんしても、大きく勝ったり儲けることはできませんが、負けないためのテクニック、セオリーが習得できるからです。

株の勉強をする意味は、この点にあります。

株において、「負けない=勝てる」ではなく、「負けない=生き残る」と私は解釈しています。

株の勉強をしなければ、市場で生き残ることができず、勝つ資格すらないのです。

また、株の勉強をすることで、

「数年で億り人になりました。」

「1年で資産を10倍にしました。」

このようなことは難しいですが、

「老後の資金を貯金より効率的に作りました。」

「20年かけてセミリタイア可能な資金を作りました。」

程度に差はあれ、このくらいの成果は誰でも残せます。

株式という資産の特性上、莫大な儲けを出すことは難しくとも、無難に資産を増やす難易度は決して高くありません。

ですので、株の勉強は全くの無意味、ということはないので安心して下さい。

 

 

 

 

 

株の勉強をするほど勝てなくなることもある

株の勉強をすることで、市場で生き残る確率は向上します。

しかし、勉強することの注意点もあります。

 

 

株の勉強をすることの悪影響

株の勉強は、多岐に渡ります。

・基礎的な買い方、売り方、税金などの勉強

・どうすれば儲かるのか?、などの売買手法

・分析手法

・金融全般の知識

・行動経済学

・統計学

・プログラミング

など。

 

株式投資に直接関係あるものから、間接的に役立つ知識まで、様々な勉強をする必要があります。

 

くまさん
くまさん

最低限、株の買い方、売り方、税金のことを知っておけば、他は必須ってわけじゃないよ。

 

 

多岐に渡る勉強のなかで、役立つものもあれば、悪影響を及ぼすものもあります。

また、勉強する順番によっては、損失が多くなる場合もあります。

 

私の経験上、売買テクニック、どうやれば儲けられる?といった勉強は、悪影響のほうが多いと感じました。

というのも、ほぼ再現性がなく、勝てない情報ばかりだからです。

一番最悪なのは、

「私はこのタイミング、こういうチャートパターンで取引して儲けました。」

こんな感じの内容のものです。

過去の株価、チャートを載せて、「ここで買ったら儲かった」、というような内容であり、その手法をマネした場合の勝率、平均損益などの情報が一切ないため、まったく信用に値しません。

かつ、これらを実際にバックテストしてみても、たいしてパフォーマンも良くないのです。

もし、「株の入門知識」を勉強した後に、「儲けるためのテクニック」ばかり勉強して実践しても、おそらく大抵の人が儲けられません。

このような勉強方法では、勉強することのメリットより、デメリットが多くなります。

 

マンモス
マンモス

私はかつて、このような勉強方法で失敗しました。

 

※おすすめの勉強の仕方は後述します。

 

 

 

現代は無駄な情報が多すぎる

本で勉強するのであれば問題ないのですが、YouTubeやブログ、SNS等で勉強する場合には注意が必要です。

理由として、

・そもそも信用できる人なのか?
・投資で実績を上げているのか?
・アフィリエイト、案件、再生数を意識しすぎて、内容が劣悪な場合がある。
・YouTuberであれば、登録者が多いから信用できる情報とは限らない。
・大多数はプロ、専門家でない個人投資家であり、一次情報を発信していない。
・バイアスがかかった情報が多い。
→当サイトで例えると、インデックス投資を推し、短期売買などはネガティブよりの情報を発信しています。
このように、これまでの投資経験によるバイアスのかかった情報を発信していることは、誰にでもあります。
可能な限り中立的に勉強するために、肯定側、否定側、両方の情報から勉強することが重要です。

 

このような理由からです。

ネットでの勉強は無料でできる反面、玉石混交です。

ある程度、投資知識の土台が無いと、信用できるかどうかすら判断できません。

正直なところ、現代は勉強するには無駄な情報が多すぎるのです。

やはり、株式投資の勉強をするには、信頼できる人、専門家が書いた本が一番おすすめです。

 

マンモス
マンモス

当サイトもブログで情報を発信しているわけで、上記のことは一部当てはまります。
もちろん、劣悪な情報を発信しているつもりはありませんが、「信用」という意味では、絶対に本で勉強することをおすすめします。

 

 

※SNSでの勉強より本での勉強がおすすめですが、私が厳選した投資系YouTubeチャンネルを以下の記事で紹介しています。

 

正しい株の勉強をすれば勝てる確率が上がる

株式投資の勉強は、正しい勉強をすれば、効果が期待できる反面、間違った勉強方法では悪影響のほうが大きくなります。

私の経験上、以下の順番で勉強するのがおすすめです。

 

①株式投資の入門書を読む。
②株式投資の普遍的事実、歴史を勉強する。
③インデックス投資について勉強する。
④分析手法を学ぶ。(バックテスト方法やバックテストを実現するためのプログラミングなど)
⑤最後に儲けのテクニック、手法などを学ぶ。
⑥補足として、金融全般、行動経済学なども勉強するとなお良し。

 

こんな感じです。

ざっくり、なぜこの順番なのか解説します。

 

①株式投資の入門書を読む。

株のルールを知ることが最優先です。ルールを知らないと、そもそもトレードできません。

 

②株式投資の普遍的事実、歴史を勉強する。

これまでの株式投資のパフォーマンス等を知ることで、無駄にハイリスクなトレードをしたり、株式投資に過度に期待することがなくなります。

 

③インデックス投資について勉強する。

インデックス運用とアクティブ運用の違いを理解しておくことが重要です。
※このことを理解すると、投資の最適解がなんなのか分かります。
つまり、無駄なことをして、損することを防げます。

 

マンモス
マンモス

「老後資金を作りたい」
「インフレ対策をしておきたい」
「無難に資産運用したい」
「資産防衛したい」
こういった目的なら、ここまでの勉強で十分です。
以降の勉強は、より多く儲けることを目指すために必須です。

 

 

④分析手法を学ぶ。

様々な投資手法の再現性の裏付けを、自分自身で証明するためです。
世に出回っている投資手法の大半は、再現性がありません。
自己防衛のために、分析することは必須です。
また、分析を現実的に可能とするために、プログラミングも学ぶ必要があります。

 

くまさん
くまさん

別にExcelなんかでもいいんだけど、
株の分析で数千、数万のデータを処理するなら、プログラミングのほうが楽だよ。

 

※分析(バックテスト)については、どんなことをするのか下記の記事で解説しています。

 

※バックテストを実現するために、プログラミングも習得しておくと便利です。

 

 

⑤最後に儲けのテクニック、手法などを学ぶ。

株で大きく儲けるためには、インデックス運用を超える必要があります。

インデックス投資と同等の利益かそれを下回るような利益であれば、インデックス投資だけすればいいのです。

インデックス投資を超える利益を出したい場合は、儲け方を学ぶしかありません。

テクニック、手法を最後に学ぶ理由は、

・インデックス投資を超えなければ意味がないこと。

・分析スキルを身に着け、勉強した手法のリスク・リターンを明確にする必要があること。

これらの理由からです。

 

マンモス
マンモス

多くの人は、テクニック、手法を学ぶことを重視します。
初心者の頃の私もそうでした。
しかし、最初にテクニック、手法を勉強しても、その価値を正しく評価できないため、無駄なことに時間を費やすことになります。
だからこそ、上記の順番で勉強、スキルアップすることをおすすめします。

 

⑥補足として、金融全般、行動経済学なども勉強するとなお良し。

余裕があれば勉強しておいたほうがいい、程度のことです。

行動経済学は、株式投資をしている自分自身の分析に役立ちます。

損をしているときの行動パターン、利益がでているときの行動パターン、これらを学問として知っておくことで、「私は、今まさに、行動経済学にあるような行動をしている」と自覚することができます。

自身の行動の理屈が分かれば、行動の制御もしやすくなります。

 

くまさん
くまさん

「なんでこんなトレードしたんだ・・・」
「こんなに損するなんて・・・・」
こういう後悔をしないためにも、行動経済学を学ぶ価値はあるよ。
余裕があったら、勉強してみよう!

 

 

まとめ

「株の勉強をすれば勝てるのか?努力を無駄にしないための注意点とは?」のまとめです。

 

・株は勉強すれば勝てるようになるのか?
→【結論】株で勉強しても勝つのは難しい。
→株の勉強をしない人は勝つ資格すらない。
・株の勉強をするほど勝てなくなることもある
→売買テクニック、手法を中心とした情報は、悪影響であることが多い。
→ネットで無料で勉強するより、しっかりとした本をおすすめしたい。
・正しい株の勉強をすれば勝てる確率が上がる

 

タイトルとURLをコピーしました