米国株をやってみたいけど、何から勉強すればいいの?
この記事では、上記の疑問を解決します。
本記事のポイント
・米国株の勉強は何をすればいいの?
・米国株のおすすめの勉強方法
・米国株を勉強するメリット
最近では、米国株投資がちょっとしたブームになっています。
「日本の株すら買ったことないのに、米国株なんて難しそう・・・」
こんなふうに考えている人も多いのではないかと思います。
しかし、心配無用です。
米国株投資はとっても簡単なんです!
この記事を読むことで、不安を抱えている初心者でも、米国株をどう勉強するかご理解いただけます。
はじめまして!マンモスです。
投資歴16年目です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。
実現損益は1000万円を超えました。
その経験を活かし、「【米国株の勉強方法】初心者は何から始めればいい?【難しくない】」を解説します。
米国株の勉強は難しくない!
米国株の勉強って難しそう・・・
英語なんてできないんだけど?
全然難しくないです。簡単です。
英語も不要です。
米国株の勉強は日本株に比べて難しい、というようなことはまったくありません。
株式投資の基本というのは、国に関わらずいっしょだからです。
また、日本の証券会社から米国株の発注を行うため、英語もいりません。
ですので、米国株だからといって、特別な勉強は必要なく、日本株を売買できるレベルの知識があれば問題なく米国株も取引きできます。
私自身もこれといって米国株に特化した勉強というのはしていません。
もともと米国株をするなんて想定しておらず、普通に国内株の勉強しかしていませんでした。
それでも、すんなり米国株投資をして、そこそこ利益を出せています。
※以下の記事に米国株の取引で得た利益を載せています。参考にどうぞ。
株の基本は、国を問わず一緒のため、「米国株だから特別難しい」ということはまったくないのです。
むしろ、日本株に比べ儲けやすいとすら言えます。
ですから、そう身構える必要はありません。
米国株の勉強は何をすればいいの?
米国株の勉強は何からすればいいのかを解説します。
・米国株をするなら為替リスクを理解する
・米国株のコストを理解する
米国株の勉強は国内株と基本は一緒!
結論からになりますが、米国株の勉強は国内株の勉強といっしょでOKです。
株の取引き自体をしたことがないという人は、とりあえずよくある株の入門書を1冊読めば基礎は習得できます。
米国株だからといって、特別難しいことを覚えたりする必要もありません。
国内株と違うところは、取引時間と税制、手数料くらいのため、そう気構える必要もありません。
「株の勉強って、具体的にどうすればいいの?」、ということについては以下の記事にまとめてあります。
私の15年以上の投資経験をもとに、おすすめの勉強方法を解説していますのでこちらをご参考ください。
米国株をするなら為替リスクを理解する
国内株と違う点で、米国株の売買は米ドルで行うため、為替リスクがあります。
この点は理解しておきましょう。
為替リスクを理解するために、まずは国内株、米国株の売買の流れをご説明します。
国内株の場合
①日本円で国内株を買う。
②国内株を日本円で売る。ここで損益が確定する。
※損益は②-①の差額。
米国株の場合
①日本円を米ドルに換える。
②米ドルで米国株を買う。
③米国株を売る。ここで株の損益が確定する。(米ドルでの損益)
④米ドルのまま保有していてもいいし、日本円に戻すこともできる。
⑤米ドルから日本円に戻した場合、為替の損益が確定する。(日本円での損益)
米国株の場合、株の損益と為替の損益が存在し、最終的な儲けはこの2つが影響します。
つまり、少しやっかいなのですが、以下の4パターンが存在します。
①「株の損益はプラス、為替の損益もプラス」
②「株の損益はマイナス、為替の損益もマイナス」
③「株の損益はプラス、為替の損益はマイナス」
④「株の損益はマイナス、為替の損益はプラス」
①、②の場合は直感的に分かり易いと思います。
③、④の場合は、それぞれの損益の大きさにもよりますが、
「株で勝ったけど、為替の影響で最終的に損した。」
「株で負けたけど、為替の影響で最終的に儲かった。」
このような不思議な状況も起こりえます。
※以下は私の保有する米国株(ETF)です。
平均取得価格が93.8112ドルで現在値が88.8300ドルになっており、つまり元本割れしています。
これがドルベースで損をしている状態です。
しかし、評価損益が+2,227,454円となっています。
これは株で負けているにもかかわらず、為替差益が発生している状態(④「株の損益はマイナス、為替の損益はプラス」)に該当します。
株で負けてるけど、為替で儲かっている状態です。
ぱっと見「???」って感じですけど、米国株をしているとよくあることです。
慣れましょう。
このように、米国株は為替の影響も受けます。
為替リスクをうまく活用すれば、米国株で更なる利益も狙えるのです。
そのため、株の基礎知識だけでなくFXの基礎知識程度も習得すれば、有利に米国株投資をできるようになるでしょう。
米国株のコストを理解する
国内株の場合、株の売買をすると「売買手数料」がかかります。
米国株の場合、「売買手数料」に加え、日本円をドルに換える「為替手数料」もかかります。
この点は理解しておきましょう。
また、税制も国内株と米国株で若干違います。
国内株の場合、売却益、配当金ともに税率20.315%です。
米国株の場合、売却益は税率20.315%で国内株と同じです。
しかし、配当金は米国内で租税条約に基づいた税率(10%)で源泉徴収されたあと、残りの金額に対し日本国内で20.315%課税されます。
手数料と税金の面で、米国株は国内株よりコストが多いため、注意しましょう。
米国株のおすすめの勉強方法
米国株のおすすめの勉強方法を解説します。
おすすめ② YouTubeで米国株の勉強をする
おすすめ③ ブログで米国株の勉強をする
おすすめ① 米国株を本で勉強する
一番おすすめなのは、「本」での勉強です。
本での勉強は、他のどの勉強方法よりも信頼性があるからです。
後述するYouTube、ブログなどはプロでない個人投資家や、経験の浅い投資家などが書いていることも多いため、情報の信頼性という面では「本」に劣ります。
ですので、しっかり勉強したい人は「本」で勉強しましょう。
勉強する内容については、基本的に国内株の入門書レベルから始めればOKです。
前述したように、株の基本は国を問わないからです。
また、個人投資家が勉強のために読む投資の名著も米国で書かれた本が多く、その内容は国内株、米国株を問いません。
個人投資家がおすすめする本や、投資の名著と呼ばれる本を読めば、自然と米国株の知識も付きますので、「米国株に限定した勉強」というのを意識する必要はありません。
おすすめ② YouTubeで米国株の勉強をする
近年では、個人投資家には国内株よりも米国株のほうが人気があります。
株に興味がない人から見ても、人口が減り続け、経済の先行きが暗い日本より、GAFAMをはじめ、世界最強クラスの企業が集結し、経済も発展し続けるアメリカに投資したほうがいいのは自明ですよね。
そういわけで、YouTubeでは米国株のチャンネルがたくさんあります。
無料で10分前後の動画にまとめられており簡潔で分かりやすいのが、YouTubeで勉強するメリットです。
「本での座学はキツイぜ!」という人は、動画ベースの勉強をしましょう。
選り取り見取りなので、1日1本の動画を1ヶ月も見続ければ、かなり米国株リテラシーが高まること間違いなしです。
※ただ、YouTubeで勉強するすには注意すべき点も多くあります。
下記の記事で、おすすめのYouTubeチャンネルや注意点なども解説しています。
おすすめ③ ブログで米国株の勉強をする
ブログでの勉強も無料のため、コストをかけて勉強したくない人にはおすすめです。
YouTubeチャンネル同様、たくさんのブログがあるため、勉強するのに困りません。
また、YouTubeなどにアップロードされていないような、かなり詳しい解説があるのもブログのいいところです。
初心者向けからマニアックな情報まで幅広く勉強したい人であれば、ブログでも勉強しましょう。
私個人的におすすめな勉強方法は、「本」でしっかり基礎知識を習得してから、「YouTube」、「ブログ」等で勉強することです。
そうすれば、間違った情報などに騙されることもなくなります。
米国株を勉強するメリット
米国株を勉強するメリットは以下の3つです。
メリット② 通貨の分散投資にもなる
メリット③ ETFの選択肢が広がる
国内株だけではできないような資産運用が可能になるため、是非とも米国株を勉強してこれらのメリットを享受しましょう。
メリット① 国際分散投資が可能になる
「ホームカントリーバイアス」という言葉があります。
ホームカントーリバイアスとは、海外に目を向ければもっと良質な投資先があるにもかかわらず、自国を偏重することです。
国内株に偏重すれば、よくも悪くもリスクが増大し、損益が国内経済に大きく左右されることになります。
しかし、米国株の勉強をして、米国株を売買できるという選択肢を手に入れることで、「国際分散投資」が可能になります。
投資対象を一国に限定しなければ、それだけリスク分散になり安全に投資が可能になります。
ですので、米国株を勉強して売買できるだけの知識を習得しておくことはメリットになります。
メリット② 通貨の分散投資にもなる
米国株に投資するということは、必然的にドル建て資産を持つことになります。
ということは、円建て資産だけでなく、ドル建て資産にも分散され、為替リスクの分散につながります。
通貨の分散と聞いて、「何のメリットあるの?」と思われるかもしれません。
その答えですが、円安/ドル高、円高/ドル安の影響を単一通貨のみで資産を保有する場合より、リスクを分散させることが可能になります。
例えば、この記事を執筆している2022年6月現在の為替レートは1ドル/134円くらいです。
1年前の2021年6月は1ドル/110円くらいでした。
たった1年で大きく円安に振れてしまいました。
その結果、インフレして物価も高くなってきています。
※輸入品の価格が高くなった。1ドル110円で買えたものが、1ドル134円になったからです。
このような場合に通貨の分散が役立ちます。
円高のときに円からドルに換え、円安のときにドルから円に戻せば、その分、円建て資産は増るからです。
上記のレートを使い、簡単な例で解説します。
①110円を1ドルに交換する。
②1ドルを134円に交換する。
③最初の110円が134円に増える。
簡単ですよね。
また、輸入品の価格も、円安に応じて日本円での価格があがることになります。
※米国からの輸入は、当然、米ドルで支払うことになります。
1ドルの買い物をするのであれば、110円で買うほうが安く済みますが、円安で134円になると1ドルの買い物をするのに、より多くの日本円が必要になります。
日本円だけでは、円安起因の物価上昇に対応しきれませんが、ドルを保有していれば、円安になろうが関係ありません。
だって、保有してるドルを日本円にすればいいわけですから・・・
このような、通貨分散をすることで、資産防衛にもつながります。
もちろん、米国株の株価変動の影響も受けますので、単純な為替リスクだけではないので、その点は誤解なきようお願いします。
米国株でなく、単純に日本円を米ドルにしておきたいのであれば、FXをするか、外貨預金にしましょう。
ただ、外貨預金は為替手数料が高いので、FXのほうがおすすめです。
FXのことをよく知らない人は、なんだかリスク高そうと思うかもしれません。
しかし、レバレッジを掛けるという意図的にリスクを上げる行為をしなければ、ほぼ外貨預金といっしょです。
しかも、手数料が格安のため、外貨預金をするよりだいぶお得になります。
興味がある人は、FXについて勉強してみましょう。
メリット③ ETFの選択肢が広がる
ETFとはExchange Traded Fundsの略です。
※上場投資信託と呼ばれる。
ETFは株のように売買ができる投資信託のことであり、米国市場に上場するETFは国内市場に上場するETFに比べ、様々な種類があります。
かつ、流動性も高く取引しやすいのが特徴です。
また、世界3大運用会社と呼ばれる
・ブラックロック
・バンガード
・ステート・ストリート
これらも米国の会社であり、資産規模も各社で数百兆円規模になっております。
運用会社において資産規模が大きいと運用コストが下がり、それだけ手数料が安く済みます。
このように、手数料の安いETFが多く存在するのも米国市場の魅力です。
ETFの運用を中心に考えているのであれば、米国株の勉強は必須と言えるでしょう。
私自身も資産の大部分を投じているのは米国市場に上場するETFです。
バンガード社の「VT」というETFを運用しています。
VT一つあれば世界まるごと投資が可能であり便利です。
しかも、コストが安いのも特徴です。
ETFに興味がある人にはおすすめの1本です。
※当サイトでは私のポートフォリオも公開しています。
参考にどうぞ。
まとめ
「【米国株の勉強方法】初心者は何から始めればいい?【難しくない】」のまとめです。
・米国株の勉強は何をすればいいの?
→米国株の勉強は国内株と基本は一緒!
→米国株をするなら為替リスクを理解する
→米国株のコストを理解する
・米国株のおすすめの勉強方法
おすすめ① 米国株を本で勉強する
おすすめ② YouTubeで米国株の勉強をする
おすすめ③ ブログで米国株の勉強をする
・米国株を勉強するメリット
メリット① 国際分散投資が可能になる
メリット② 通貨の分散投資にもなる
メリット③ ETFの選択肢が広がる