【初心者向け】株の勉強におすすめの本を紹介 【厳選10冊】

勉強
くまさん

株初心者なんだけど、勉強におすすめの本ってある?

この記事では、上記の疑問を解決します。

 

本記事のポイント

・株初心者は本で勉強を始めることがおすすめ
・本で株の勉強をする注意点
・証券口座は事前に開設しておきたい
・株式投資に抵抗感がある人におすすめの本【投資マインド形成】
・株初心者の勉強におすすめの本を紹介
・株の基礎を習得してから読みたい本
・株で負けないために読んでおきたい本
・株を本で勉強したら実践することが大切
・株の勉強をさらに発展させることも重要

 

本記事では、投資歴15年以上の私が、株初心者向けに厳選を重ねた本を紹介しています。

以下に紹介する本を読むことで、「株式市場で生き残る」、「再現性の高い方法で資産を増やす」ことが可能になります。

これから株を始めたい人に必見の記事となっています。

 

マンモス
マンモス

はじめまして!マンモスです。
投資歴16年目です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。

実現損益は1000万円を超えました。

その経験を活かし、「【初心者向け】株の勉強におすすめの本を紹介 【厳選10冊】」を解説します。

 

この記事で解説している内容は、利益を保証するものではありません。
投資は自己責任でお願いします。

 

株初心者は本で勉強を始めることがおすすめ

これから株を始めたい人にとって、株で失敗をしないためにも「本」で勉強することをおすすめします。

理由は以下の通りです。

・専門家が書いた、信頼性の高い情報から勉強するため。
・YouTubeなどのSNSでは、バイアスのかかった情報が多いため。
・一番コスパよく勉強できるため。

 

 

 

 

初心者にはSNSでの勉強はおすすめしない

最近では、YouTubeなどをはじめ、SNSなどで手軽かつ無料で株の勉強が可能になりました。

しかし、株の初心者がSNSで勉強するのはおすすめできません。

なぜなら、

・正しくない情報が散見される。
・素人(個人投資家)が独学した、2次的情報が多い。
・バイアスのかかった情報が多く、中立性に欠ける。
・一部ハイリスク・ハイリターンの初心者に不向きなことを推奨しているものもある。
・初心者は都合のいい情報だけを信じやすく、不都合な真実を軽視しやすい。
→自身で情報を取捨選択するSNSでは、心地いい情報だけを集中的に勉強する恐れがある。

このような理由からです。

大手出版社や、専門家、プロ投資家の情報であれば、情報の信頼性がかなり高いので安心です。

 

マンモス
マンモス

投資での失敗は、お金を失うことに直結します。
そのため、信頼できる情報元から勉強することが大切です。

 

ある程度株の基礎知識が身に付けば、SNSなどで、「この人の言うことは信用できる。」、「この人、何も分かってないな・・・」と自身で判断できるようになります。

SNSでの勉強は、株の基礎知識が付くまでは、避けたほうが無難です。

 

※基本的に株の勉強は「本」がおすすめですが、以下の記事で、私が厳選したYouTubeチャンネルとYouTubeで勉強する際の注意点を解説しています。

 

初心者に高額な情報商材は必要ない

株の勉強をするにあたり、情報商材という選択肢もあります。

しかし、基本的に情報商材は不要です。

理由として、伝説の投資家、伝説のトレーダー、大学教授など、身元がしっかりしており、かつ相応の実績を上げた尊敬すべき人の本が数千円で買えるからです。

人気だけあるインフルエンサーや、いかにも怪しい人の情報商材を買う理由がありません。

 

また、株式投資において、「ごく一部の人しか知らない勝ち方」、「必勝法」は存在しません。

もしかしたら存在するのかもしれませんが、それが世に出た時点でそれを意識した株式市場になるため、必勝法が破綻するのです。

ですので、「高確率で勝てる」、「株の必勝法」、このような謳い文句の情報商材は詐欺の可能性が高いため、買う必要がありません。

 

※投資界隈では、このような必勝法のことを「聖杯」に例えます。
聖杯は存在しないのが通説です。

 

 

マンモス
マンモス

効率的市場仮説なんてものあります。

ざっくり解説すると、現代の市場は、情報が即座に織り込まれ、人並み以上に儲けるのは無理っていう仮説。
興味ある人は「効率的市場仮説」で検索してみてください。

 

本で株の勉強をする注意点

本で株の勉強をする注意点を解説します。

事前に知っておくことで、効果的に勉強を進めましょう。

①株の基本を最重視する。
②読書量に比例して儲けが増えるわけではない。
③勉強の仕方によっては損失が拡大する。

 

株の基本を最重視する

株の勉強で最も重視すべきポイントは、「株の基本」です。

株の基本とは、入門書に書いているような基礎知識全般のことです。

基礎知識が身についていないと、株を実際にトレードすることはできませんし、より発展的な勉強をすることも困難となります。

まずは、株の入門書レベルの本を繰り返し読むことで、「株の用語」、「株の売買ルール」などを頭に入れることが大切です。

 

読書量に比例して儲けが増えるわけではない

株において、たくさんの本を読み知識を詰め込めば、それに比例して儲けが増えるということは期待しないほうがいいです。

ある程度は儲けの額も増えるかもしれませんが、知識量に比例して儲かるようにはなりません。

と言うのも、現代の株式投資においては、「投資の最適解」と言える投資手法ですら、年利4~7%程度であり、これを超える儲けを出すのは至難の業だからです。

 

くまさん
くまさん

投資の神様ウォーレン・バフェットでも、年利は20%くらいです。

 

一部の超優秀な人なら、勉強をすることで多くの利益を得ることもできますが、大多数の人にとって現実的なのは、やはり年利4~7%程度です。

ただ、「じゃあ、株の勉強をたくさんする意味はないのか?」と言えば、そんなことはありません。

株の勉強をたくさんすることで、より多く儲けることは難しいですが、より損失を出さないことは可能だからです。

個人投資家でも儲けられる範囲で、可能な限り理論値に近い儲けを出すため、「いかに損をしないか」、「いかに無駄なトレードを控えるか」、こういうことを知るために株の勉強は役立ちます。

 

勉強の仕方によっては損失が拡大する

株の勉強は、勉強する内容の順番を意識しないと、時間を無駄にし、悲惨な結果になる可能が高いです。

株の本で勉強しても、再現性がないテクニックなど数多く存在するため、それを見極めるための知識を先に勉強しなければならないのです。

もしくは、再現性がないテクニックがあるという事実を先に知っていなければ、延々と損失を出し続けることになります。

当記事で紹介する本は、勉強する順番を意識した構成にしているため、参考にしていただければ幸いです。

 

マンモス
マンモス

私自身が初心者のころは、入門書を読んだ後はテクニカル分析などの儲けるためのテクニックを中心に勉強しました。
後になって気づいたのですが、これは完全に失敗でした。
まったく儲けられませんでしたし、株をするうえでもっと重要な勉強があると気づいたからです。
後述するおすすめの本は、私自身の間違いをベースに厳選しています。
※基本的に順番通り読むことをおすすめします。

 

証券口座は事前に開設しておきたい

株の勉強を始める前に、証券口座を開設しておくことをおすすめします。

理由として、本に書いている内容を実践しながら覚えることができるからです。

これは何も、「お金を使っていきなり投資しろ!」と言っているわけでなく、入門書に載っているような注文方法や株のデータなどを、実際の証券口座で確認しながら勉強できるからです。

証券口座を操作しながら勉強すれば、内容の理解もスムーズになります。

本の勉強だけではイメージし難いことも、実際の証券口座を操作しながら勉強することで、サクッと覚えることができるのでおすすめです。

 

マンモス
マンモス

証券口座は基本的に開設費、口座管理費など無料です。
株をトレードしなければコストは発生しません。
ですので、気軽に開設してOKです。

 

おすすめの証券口座は、楽天証券、SBI証券、マネックス証券です。

大手の証券会社は、トレードに関わるコストも大差ないため、気に入ったところで口座開設すればOKです。

また、1つに拘る必要もありません。

何個か開設してみて、使い勝手がいいところだけ使えばいいのです。

私自身は、株、FX、仮想通貨の口座含めて、たぶん15個以上口座持ってますが、実際に使ってるのは4つくらいです。

どの業者で口座を作ったのかすら忘れるレベルの口座数です・・・・

初心者の人であれば、たくさん口座開設するデメリットも無いので、最初は悩み過ぎず、1,2個くらい作っておけばいいでしょう。

 

マンモス
マンモス

私自身は株を取引きするときは、楽天証券とマネックス証券の2つを使ってます。
メイン口座とサブ口座があれば何かと便利です。

 

株式投資に抵抗感がある人におすすめの本【投資マインド形成】

くまさん
くまさん

株を始めてみようかな?

 

うしくん
うしくん

株式投資って必要なのかな?

 

このように、株を始めるか迷っている人におすすめの本を紹介します。

紹介する本は、

「金持ち父さん 貧乏父さん」

「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」の2冊です。

これらの本を読むことで、「株を始めるべきか?」という問題を解決できるでしょう。

 

 

投資マインド形成のための本① 金持ち父さん 貧乏父さん

「金持ち父さん 貧乏父さん」は大ベストセラーのため、名前くらいは聞いたことがある人も多いのではないかと思います。

この本をおすすめする理由以下の通りです。

①労働者階級では裕福になれないと教えてくれる。
②成功者のマインドを勉強できる。
③お金に対する考え方を変えてくれる。
④お金が無い人とお金がある人の考え方を対比構造で分かり易く教えてくれる。

 

投資って、「絶対やらなければいけない」、「人生において必須のスキル」、「やらないやつはバカ」、決してこのようなものではありません。

長い人生において、労働を美徳とし、清貧の志をもって生きてもいいですし、労働収入だけで十分であり、一生稼ぐスキルを身に着ければいいという考え方もあるでしょう。

このような人は別に投資なんてしなくてもいいのです。

しかし、最近では、多くの人が労働に疲れ、将来に不安を抱いているという現実もあります。

このような人たちにとって、株式投資をすることで、単なる労働者階級では成しえない人生の選択肢を手に入れることができるのも事実です。

「金持ち父さん 貧乏父さん」を読むことで、「自分はこのまま労働者階級でいいのかな?」と疑問を持ち、株式投資を始めてみようと思えるだけの知識と動機付けを得ることができます。

「株を始めるか迷ってる・・・」こんな人は、まずは「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んでみましょう。

 

投資マインド形成のための本② FIRE 最強の早期リタイア術

 

「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」は「FIRE」という概念を教えてくれる一冊です。

そもそもFIREとは、

Financial

Independence

Retire

Early

の頭文字です。

経済的に自立して、早期リタイアするということです。

 

マンモス
マンモス

難しく考えなくても、セミリタイア、アーリーリタイアの一種みたいなものです。

 

この本を読むことで、以下のことが学べます。

①経済的自立することの重要性。
②経済的自立する具体的な投資法。
③投資で経済的自立できるデータつきの根拠。
④FIREで人生の選択肢がかなり広がる。

 

この本は、別にセミリタイア、アーリーリタイアに興味がなくても読む意義があります。

投資によって、人生の選択肢が広がるという事実を勉強できるからです。

人生の選択肢が投資で広がるなら、「じゃあ、株を始めてみよっかな」、こんな風に考えれらるため、株を始めるか悩んでいる人におすすめの一冊です。

 

※少しだけFIREについて解説します。

FIREは、たんなる早期リタイア(REの部分)と考えられがちですが、真に重要なのは経済的自立(FI)の部分です。

経済的自立とは「働かなくても生きていくのに困らない」という状況のことです。

つまり、会社勤めが嫌ならやめる自由が与えられるのです。

また、好きなことを仕事にしてもいいのです。

一般的に、「好きなことを仕事にするのなんて無理」と考えがちです。

しかし、FIREの場合は違います。

というのも、既に経済的自立しているため、「収入の多寡」に拘る必要がないからです。

「学歴フィルターでこの仕事はできない」

「稼げるほどのスキルがない」

「好きだけどレベルが低すぎる」

「やりたい仕事だけど、収入が少なすぎる」

こんなことで悩む必要はありません。

だって経済的自立してますから!

今の時代、SNSで集客してもいいですし、クラウドソーシングで仕事を受注してもいいのです。

会社勤めに拘る必要もなければ、収入に拘る必要もない。

この条件であれば、好きなことを仕事にできるでしょう。

充実した人生を生きるために、株式投資を勉強してFIREを目指す価値は高いと言えるため、株を始めるか迷っている人は、この本を読んでみましょう。

 

 

株初心者の勉強におすすめの本を紹介

それでは株初心者の勉強におすすめの本を紹介していきます。

以下に紹介する本を、順番通り読むことを推奨します。

勉強する順番によっては、今後の投資に悪影響を及ぼす場合があるからです。

おすすめ本① 「マンガでわかる最強の株入門」
おすすめ本② 「株式投資」
おすすめ本③ 「ウォール街のランダムウォーカー」
おすすめ本④ 「敗者のゲーム」
おすすめ本⑤ 「インデックス投資は勝者のゲーム」
おすすめ本⑤ 「現代ポートフォリオ理論講義 」

 

 

 

おすすめ本① 「マンガでわかる最強の株入門」

 

基本的に株の入門書であれば、どんな本でも構いません。

どの本でも、書いていることがほぼ一緒だからです。

また、入門書の内容を理解し実践しても、すぐに儲けられるようにはなりません。

ですので、とりあえず気に入った入門書であれば問題ありません。

「マンガでわかる最強の株入門」をおすすめする理由は、ところどころに漫画があり、飽きずに最後まで読めるからです。

入門書としても、株の基礎を網羅的に解説しており、おすすめです。

 

※株の入門書は、できるだけ最近の本を読むようにしましょう。

古すぎる本では、現在の税制と異なる場合があります。

 

株の入門書レベルであれば、kindle unlimitedで読むと、コストを安く抑えることができます。

株の入門書は、どの本でも書いてる内容が一緒のため、特にこだわる必要がありません。

※kindle unlimitedは、初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。

期間終了後は月額980円の自動更新です。

kindle unlimitedで投資の名著も読めるため、株の勉強はkindle unlimitedがおすすめです。

 

 

おすすめ本② 「株式投資」

 

入門書で基礎知識を勉強したら、次は「株式投資」で株式投資の歴史を勉強しましょう。

「株式投資」では以下のようなことが勉強できます。

・株式投資の過去のリターン
・他の資産クラスと比べて、株にはどういう特徴があるか?
・国別の株式投資におけるリターン
・保有期間におけるリスク・リターン
・投資の心理学
・様々な投資手法の効果
・株の歴史
※「株式投資」では、株のことが網羅的に学べます。

 

データに裏付けされた株式投資の真実を知ることで、ありえないレベルの儲けを求めて破滅したり、明かに失敗する投資戦略を避けることができます。

この本に書かれているようなことを知らないと、結局、都合のいい情報ばかりに振り回されて「全然儲けられない!」ということになります。

ですので、株の入門書レベルを読んだ次の段階として、この本がおすすめです。

 

うしくん
うしくん

ところどころ難しいけど、頑張って最後まで読みましょう!
一生ものの知識がつきます。

 

おすすめ本③ 「ウォール街のランダムウォーカー」

 

言わずと知れた投資の名著「ウォール街のランダムウォーカー」では、以下のようなことが勉強できます。

・バブルの歴史
・各投資戦略がどのような結果になったか?
・プロ投資家は儲かっているのか?
・どのような人たちが投資で失敗してきたのか?
・どんな株式投資をすれば成功できるのか?

 

「ウォール街のランダムウォーカー」は株を勉強している人にとっては、知らない人はいないくらいの名著です。

「何冊も本を読むのは辛い・・・・・」

こんな人は、最低限、入門書と「ウォール街のランダムウォーカー」を読んでおけば間違いありません。

 

おすすめ本④ 「敗者のゲーム」

 

インデックス投資について書かれた「敗者のゲーム」も、「ウォール街のランダムウォーカー」と双璧をなす名著です。

※インデックス投資を簡単に言えば、市場全体に投資すること。
投資信託やETFで誰でも簡単にできます。

 

 

 

「敗者のゲーム」では以下のことが学べます。

・投資の最適解と言われるインデックス投資を基礎から学べる。
・インデックス投資の優位性。
・なぜインデックス投資をすべきなのか?
・データから見るインデックス投資の利点。
・インデックス投資の具体的方法。

 

株式投資で合理性を追求すれば、インデックス投資だけしていればいいという結果になります。

私自身も、インデックス投資をメインの投資戦略として運用しています。

投資の最適解を勉強したいという人は、「敗者のゲーム」を読みましょう。

また、より多く儲けたいという場合にも、インデックス投資を知っていなければいけません。

たくさん儲けるということは、インデックス投資の利回りを超えることだからです。

「敗者のゲーム」を読むことで、それがいかに難しいことかが理解できます。

この事実を知らずに株をやると、相当なストレスになることは間違いありません。

ですので、「敗者のゲーム」でインデックス投資について勉強することをおすすめします。

 

マンモス
マンモス

「ウォール街のランダムウォーカー」は少し難しいですが、「敗者のゲーム」は比較的読みやすいので、「ウォール街のランダムウォーカー」で挫折した人はこっちがおすすめです。

 

おすすめ本⑤ 「インデックス投資は勝者のゲーム」

 

こちらも「敗者のゲーム」同様にインデックス投資を主題とした本です。

こちらの本は、「敗者のゲーム」よりさらに読みやすい本になっており、株初心者でもすんなり理解しやすい本です。

また、投資界隈のプロがインデックス投資についてどのように考えているか?、ということも多く紹介されており、インデックス投資の優位性について、いかに信憑性があるかということも理解できます。

インデックス投資について特化した本になっているので、株式投資の様々な情報を知りたい人は「ウォール街のランダムウォーカー」、「敗者のゲーム」がおすすめです。

ただ、「インデックス投資は勝者のゲーム」は誰でもインデックス投資について簡単に理解できるという意味では、上記2冊より優れています。

簡単に投資の最適解を理解したいという人にとっては、「インデックス投資は勝者のゲーム」がおすすめです。

 

おすすめ本⑥ 「現代ポートフォリオ理論講義 」

 

現代ポートフォリオ理論は、株式投資をするうえで必須の知識です。

現代ポートフォリオ理論とは、複数の資産の組み合わせによってリスク・リターンをコントロールすることを可能とする理論です。

このことを知っていれば、過剰なリスクをとることなく株で勝つことも可能になります。

また、現代ポートフォリオ理論を勉強することで、「最善の投資手法は何か?」ということも学べます。

現代ポートフォリオ理論は「ウォール街のランダムウォーカー」でもちょっとだけ解説されていますが、本格的に理解したい人は、「現代ポートフォリオ理論講義 」がおすすめです。

まじめに勉強しようとすると少し難しい内容ですが、知っておいて損はありません。

また、「現代ポートフォリオ理論講義 」では、各章毎に明確に対象読書を絞っており、「必要ない人はこの章、読み飛ばしちゃってもいいよ!」とわざわざ解説してくれており親切です。

 

株の基礎を習得してから読みたい本

株の基礎を習得してから、読んでおきたい本を紹介します。

注意点として、あくまでもこれまでに紹介した本で基礎を勉強したうえで読むことをおすすめします。

と言うのも、以下で紹介する本は、「いかに儲けるか?」、「儲けるためのテクニック」を勉強する本であり、株の基礎を勉強していないと無意味になる可能性が高いからです。

勉強する内容としては、決して難しくありません。

しかし、株式投資には、「インデックス投資を超える儲けを出すのは難しい」という厳然たる事実があります。

この点を上記で紹介してきた本で勉強しておかないと、難易度が高いことをを知らずに無駄に挑戦し続け、損失を拡大させることになります。

ですので、以下で紹介する本は株式投資の基礎を勉強してから読みましょう。

 

ファンダメンタルズ分析におすすめの本

 

「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書」では、株の入門書レベルでざっくり解説されていたファンダメンタルズ分析をもっと具体的に知りたい人におすすめの本です。

この本では、

・成長株の探し方

・割安株の探し方

・決算短信の活用方法

・PER、PBR、ROEなどの活用方法

など、ファンダメンタルズ分析の基礎的なことを学べます。

株の入門書から、さらに発展したファンダメンタルズ分析を勉強したい人にとってはおすすめの一冊です。

 

テクニカル分析におすすめの本

 

「株式投資のテクニカル分析」ではメジャーなテクニカル分析を使った売買ルールを勉強することができます。

この本の良いところは、各売買ルールの検証データが載っているところです。

・勝率

・平均利益

・平均損失

このようなデータが載っているため、リスク・リターンを理解したうえでテクニカル分析を学ぶことができる良書です。

テクニカル分析を主題とした本の多くは、「どのようなタイミングで買うか?」、「どのようなチャートパターンで買うか?」という説明に終始し、「その売買ルールを使った場合に儲かるのか?」という肝心なことが分かりません。

もし株初心者であれば、「本に書いていることだから、きっと儲かるだろう・・・」こんな風に考えてしまうでしょう。

その結果、大抵失敗することになります。

ですが、この本であれば、明確な数値としてリスク・リターンが載っており、その他のテクニカル分析本より信頼の高い情報であることは間違いありません。

また、システムトレードの入り口としても、この本はおすすめです。

 

株で負けないために読んでおきたい本

株で負けないために勉強しておきたいことも紹介しておきます。

 

メンタルコントロールの本

株式投資のいかなる投資戦略も、自身のメンタルに依存します。

どんなに優れた投資戦略でも、理論通り行動することが前提であり、メンタル起因の失敗で簡単に破綻してしまうからです。

株式投資をするためには、特に以下のような状態に注意する必要があります。

・上昇相場、バブル相場で欲望を抑えること。
・持ち合い相場で退屈な状況に耐えること。
・暴落相場で資産が減る恐怖に耐えること。

 

自身のメンタルを制御できなければ、莫大な損失を出してしまうのが株式投資の怖いところです。

ですので、メンタルコントロールの勉強は必須です。

以下の記事でメンタルコントロールを勉強するための、おすすめの本を解説しています。

 

 

 

 

システムトレードの本

株で重要なことは、

①利益が得られる再現性のある売買ルールを運用すること。
②売買ルールを逸脱せず、売買ルールに従うこと。

 

この2つです。

株は8割の人が負けると言われますが、その理由は上記の2つのことができていないからです。

システムトレードとは、「再現性の高い売買ルールを機械的に実行すること」です。

※詳しいシステムトレードの解説は、以下の記事より。

 

 

つまり、システムトレードをすれば、株で勝つ可能性が向上します。

株で負けたくないという人は、システムトレードも勉強してみましょう。

システムトレードにおすすめの本は以下の記事で解説しています。

 

 

株を本で勉強したら実践することが大切

株の勉強をしたら、必ず実践しましょう。

おそらく、投資に対して一番モチベーションが高いのは、初心者のころの勉強している時期です。

この時期にいろいろ実践しないと、「結局、めんどくさくなって株式投資を始めない・・・」なんてこともありえます。

そうすると、株の勉強をしたことが無駄になってしまいます。

とりあえず、一度でもやってみれば株式投資への抵抗感は薄れるので、必ず実際にトレードしてみましょう。

株式投資は、何も年がら年中やる必要はありません。

必要なときだけ、株で資産運用し、不要なときは貯金にしておいても全く問題ありません。

また、資産全額を株にする必要もなく、必要な時、必要な分をいつでも株式投資できるスキルと知識があればいいのです。

勉強しても全く実践していなければ、必要なときに株式投資もできなくなってしまいます。

ですので、勉強した内容は、最低1回は実践することをおすすめします。

 

 

株の勉強をさらに発展させることも重要

この記事で紹介した本は、厳選を重ねた株式投資に必須の本をまとめています。

しかし、株の勉強をこれで終わりにする必要はありません。

株の勉強に限らず、資産運用で役立つ知識はまだまだあるからです。

例えば、

・簿記、ファイナンシャルプランナーの勉強。

→日常のお金をしっかり管理できれば、無駄な支出も減り、効率よく投資できる。

・統計学

→高度な株の分析が可能になる。

・プログラミング

→膨大なデータを処理し、株の分析が可能になる。

・経済学

→経済全般の知識から現状を分析し、投資計画を立てる。

・行動経済学

→経済活動に対する心理を学び、メンタル起因の株の失敗を防ぐ。

こんな感じで間接的に株に役立つ分野はいろいろあります。

より有利に投資をするうえで、勉強してスキルアップすることは必須のため、勉強は継続しましょう。

 

まとめ

「【初心者向け】株の勉強におすすめの本を紹介 【厳選10冊】」のまとめです。

 

株初心者の人は、SNSなどで勉強するのでなく、まずは本で勉強しましょう。

本であれば、信頼性も高く、確度の高い情報を得ることができます。

ただ、本で勉強する際は、読書量が増えれば儲けも比例して増えるわけではありません。

勉強する順番によっては悪影響があることに注意しなければいけません。

また、勉強する前に証券口座を開設しておきましょう。

証券口座で実際の画面を見ながら本で勉強することで、スムーズに理解ができます。

 

株での投資に抵抗感があるという人は、まずは自身のマインドを変えるための2冊を読んでみましょう。

その後に、入門書から勉強を始めるのがおすすめです。

儲けるためのテクニックを中心とした本は、株の基礎を勉強してから読むようにしましょう。

そうしないと、自身がいかに難しいことをしているのか理解できずに株をすることになります。

株で負けないためにはメンタルコントロール、システムトレードの勉強もおすすめですので、是非読んでみてください。

 

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