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株って、どのくらい勉強すれば勝てるようになるの?
この記事では、上記の疑問にお答えします。
本記事のポイント
・株の勉強にはいくらの資金が必要か?
・株の勉強時間を無駄にしないための注意点
「これから株を始めたいけど、どのくらいの勉強時間が必要なのか?」
このことを事前に知っておけば、計画的に勉強が進められます。
この記事では、これから株を始めたい人に向けて、「どのくらい勉強に時間をかければいいのか?」ということを、分かりやすく解説しています。
この記事を読むことで、株の勉強に対する漠然としたイメージを明確にすることができます。
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はじめまして!マンモスです。
投資歴16年目です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。
実現損益は1000万円を超えました。
その経験を活かし、「株で勝つにはどのくらい勉強時間が必要か?」を解説します。
株で稼ぐにはどのくらい勉強時間が必要か?
結論から申し上げますと、勉強にかける時間は2~3年あれば十分です。
これは、何も単純な知識の詰め込みだけでなく、実際にトレードして教訓を得る、ということも込みの時間です。
知識を詰め込むだけなら30時間程度は必要
個人投資家レベルでの知識を詰め込むためには、最低限の勉強に絞れば、おおよそ30時間もあれば十分と思います。
30時間の根拠としては、ざっくり本5、6冊を読む時間です。
読む本としては、
①株の入門書1冊
②株の歴史、過去のパフォーマンスを知るための1冊
③インデックス投資についての本1冊
④ファンダメンタルズ分析の本1冊
⑤テクニカル分析の本1冊
⑥その他手法関連の本を適宜読む。
この程度で十分です。
投資初心者のころは、「自分にどんな投資、トレードスタイルが合うのか?」ということが分からないため、広く浅く学べばOKです。
とりあえず、株式投資全体の基礎を学ぶためには、この程度の本を読んでおけば問題ありません。
逆に言えば、最低限、この程度の努力をしないと、市場で生き残ることすら困難です。
よく、「市場参加者の8割は負ける」と言われます。
少し厳しいかもしれませんが、この程度の努力もできないのであれば、負ける8割側に高確率で入る、と思ったほうがいいです。
また、個人のYouTubeチャンネルやブログでは、バイアスがかかった情報が多いため、しっかりと本を読むことをおすすめします。
実践で勉強するのに2~3年は必要
株式投資に必要な理論、知識は30時間程度で習得できます。
しかし、それとは別に、実際にお金を投資し、実戦で学ぶための期間2~3年は必要です。
なぜ、こんなにも長い期間が必要かと言えば、
・様々な相場環境を経験しておく必要がある。(暴落、上昇、持ち合い相場など)
・実際にお金を投資し、リスクを取ることに慣れる必要がある。
・教科書通り行動すること自体が難しい。
・教科書通り行動しても、教科書通りの結果にならないことを学ぶ。
このようなことを、身をもって学ぶためです。
本を読んだだけでは、「こんなの簡単じゃん」と思えるようなこともありますが、実際にやるのはかなり難しいことを知る必要があるのです。
そして、本の通りトレードしても、全然儲からないことも経験として学ぶことが大切です。
また、様々な相場環境を経験することも重要になります。
もし、投資を始めた際に、誰でも儲けられるような、かなり好調な相場だけを経験した場合、「株なんて簡単じゃん!」と誤解してしまうと大変です。
そうならないために、暴落相場での恐怖心、持ち合い相場での退屈さ、などを経験しておくことが重要なのです。
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株始めて半年でこんなに儲かったよ!!
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SNSなんかで、こんな感じで調子に乗り、周りにもちやほやされる、投資初心者にとっては最悪のパターンです。
自分がすごい投資家なんだと錯覚するからです。
本来、投資には自制心が要求されますが、変に調子づいて自分自身の制御ができなくなってはいけません。
株の勉強にはいくらの資金が必要か?
ここまでは、株の勉強にいくらの時間がかかるのか解説してきました。
次は、金額的な意味でどの程度かかるのかを解説します。
本を買うのに1、2万円は必要
本の価格が1500円~3000円程度として、株式投資の基礎を薄く広く抑えるために5、6冊の本を読むことを想定した場合、ざっくり2万円もあれば十分です。
※kindle unlimitedで多くの投資本が読めるため、勉強を低コストに抑えたいのであれば、kindle unlimitedの活用がおすすめです。
kindle unlimitedは、初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。
期間終了後は月額980円の自動更新です。
以外なことに、投資の名著なんかもkindle unlimited対象の場合があります。
また、株の入門書なんかは、どれも書いている内容が同じです。
・株とは?
・株の注文方法
・ファンダメンタルズ分析の基礎
・テクニカル分析の基礎
こんな感じの内容であり、本による差はほとんどありません。
ですので、安い本や、中古の本、kindle unlimitedでOKです。
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余談ですが、株を始めて15年ぶりくらいに以下の入門書を読んでみました。
ですが、内容は15年前に読んだ入門書とほとんど変わりません。
※税制が変わっており、そのくらいの違いしかありませんでした。
ですので、入門書は特にこだわる必要なく、なんでもOKです。
しかし、株を勉強するにあたり、一部にはかなり高額な本もあります。
※例えば以下の記事で紹介している、システムトレードの本など。
一冊で5000円以上の本もあります。
このような本は必要に応じて読みましょう。
価格以上の価値があります。
※以下の本のように、1万円越えの本もあります。
内容も非常にニッチでマニアックです。
最後に、勉強する際の注意点ですが、高額な情報商材は絶対に買う必要はありません。
理由として、
・著名な投資家、一流トレーダーが執筆した本が数千円で買える。
・絶対に儲けられる「聖杯」となる手法など存在しない。
・投資の最適解(インデックス投資)ですら、数千円の本で学べる。
以上の理由です。
どんなに高額な情報商材で勉強したところで、莫大な利益を上げることなどできません。
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ある意味、高額な情報商材を買う時点で、株式投資には向いていません。
情報の見極めができていない時点で、株で勝つことなどできないのです。
株式投資で本当に大切なことなど、数千円の本でいくらでも学べます。
※SNSでの勉強より本での勉強がおすすめですが、私が厳選した投資系YouTubeチャンネルを以下の記事で紹介しています。
コストは掛けず勉強したい人は、YouTubeで勉強しましょう。
とりあえずは5万円~10万円で練習してみる
株式投資には、2~3年の練習期間が必要です。
実際に体験してみて理解できることも多いからです。
この期間は、5万円~10万円で繰り返しトレードしてみるのがおすすめです。
資金が少なすぎて、損してもまったく何も感じないような状態ではあまり意味がありませんし、資金が多すぎて損が莫大になるのも大変です。
とりあえずは、初めて株を買うときは、この価格帯で買える範囲の株を買ってみましょう。
この価格帯で、損したとき、儲かったときにどう感じるのか、自身をよく観察することが重要です。
ある程度慣れてきて、損しても儲かってもあたり前のこととして受け入れられるようになったら、徐々に資金を増やしていきましょう。
こうすることで、自身のリスク許容度を見極めつつ、資金を増やしていくことができます。
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市場で生き残るためには、まずは少額で慣れることが必須です。
頻繫にトレードしたいなら30万円程度は用意したい
同時に複数の株をトレードしたいという場合、30万円程度あれば一度に複数株の運用が可能です。
株の練習をするにあたり、1つの株に限定する必要はなく、同時に運用することも重要です。
また、30万円をMAXまで使う必要はなく、値動きが激しい株は10万円まで、値動きが緩やかな株は20万円使うなど、資金管理の勉強にもなります。
「リスクの高い株、リスクの低い株、これらにどうお金を振り分けるのか?」
このようなリスクマネジメント、マネーマネジメントを学ぶうえでも、30万円くらいあれば丁度よいです。
株の勉強時間を無駄にしないための注意点
ここまで解説してきたように、株の勉強時間は、知識の習得に30時間程度、実際のトレードによる勉強が2~3年程度は必要です。
ここで、勉強を無駄にしないための注意点として、
・高額なコストを勉強にかける必要はない。
→本で十分、高額な情報商材は不要。
・十分に時間をかける。
→実際のトレードですぐにうまくいっても、調子に乗らない。
必ず2~3年は様子を見る。
・偏見なくいろいろなトレード手法を試す。
→世間的にうまくいくと言われている手法から、難しいと言われる手法まで偏見無く試す。
どういうスタイルが自分に合うかはやってみないと分からない。
上記のことが大切です。
私自身のことになりますが、株を始めた当時はデイトレなどの短期売買に拘っていました。
ですが、全然勝てませんでした。
何年もたった後、長期投資に切り替えたところ、あからさまにパフォーマンスが向上しました。
私の場合、短期売買が好きで長期投資に偏見があったのです。
しかし、実際に儲けられるようになったのは長期投資のおかげです。
このように、どんな投資スタイルが自分に合うかはやってみないと分かりません。
2~3年かけて、じっくりと自分に合う投資スタイルを見つけた後、本格的に投資を始めることで、失敗が少なく、かつ大損して市場から永久退場というリスクも減らせます。
※私の投資経歴、ポートフォリオは以下の記事で公開しています。
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2~3年って聞くと、滅茶苦茶長く感じるもしれません。
しかし、お金が絡む問題であり、慎重すぎるに越したことはありません。
また、知識面でも、本を数冊読んで終わりではなく、必要なタイミングでスキルアップすることが重要です。
一見、株に関係ないような知識も役立つことがあるため、常に勉強する姿勢は大切です。
例として、
・簿記、ファイナンシャルプランナーの勉強
→日常のお金を管理し、入金力を高める。
・統計学
→高度な分析を行い、トレードの再現性を高める
・プログラミングの勉強
→分析を実現する手段として活用する。
こんな感じで、いろいろな勉強が役立つため、勉強は継続的にすることが大切です。
まとめ
「株で勝つにはどのくらい勉強時間が必要か?」のまとめです。
→知識を詰め込むだけなら30時間程度は必要。
→実践で勉強するのに2~3年は必要。
・株の勉強にはいくらので資金が必要か?
→本を買うのに1、2万円は必要。
→とりあえずは5万円~10万円で練習してみる。
→頻繫にトレードしたなら30万円程度は用意したい。
・株の勉強時間を無駄にしないための注意点
→高額なコストを勉強にかける必要はない。
→十分に時間をかける。
→偏見なくいろいろなトレード手法を試す。
→勉強を継続する。