株に向いてる人の8つの特徴を解説。向いていない人の対策とは?

投資の基本
くまさん

株が向いている人ってどんな人?

うしくん

自分は株に向いてない気がする・・・
どうしたらいい?

 

この記事では、上記のような悩みにお答えします。

 

本記事のポイント

・株が向いている人とは?
・株は向き・不向きを考えて取引することが大事
・株が向いていない人の対策

 

株が向いている人には共通する特徴があります。

この特徴を理解することで、勝てる投資家に一歩近づくことができます。

また、自分が株に向いていないという人でも、対策することで投資で成功することができます。

この記事では、「株が向いている人の特徴」、「向いていない人の対策」を中心に解説します。

 

マンモス
マンモス

はじめまして!マンモスです。
投資歴16年目です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。

実現損益は1000万円を超えました。

その経験を活かし、「株が向いてる人の8つの特徴を解説。向いていない人の対策とは?」を解説します。

 

この記事で解説している内容は、利益を保証するものではありません。
投資は自己責任でお願いします。

 

株が向いている人とは?

株に向いている人の特徴は以下の通りです。

 

①損得を合理的に考えられる。
②欲深くない。
③家計管理できている。
④引き際をわきまえている。
⑤自己責任で行動できる。
⑥情報の裏取りができる。
⑦都合のいいことばかり考えない。
⑧「絶対」は無いと考えられる。

 

これらの要素を兼ね備えた人は株に向いていると言えます。

なぜ向いているか、それぞれ詳しく解説していきます。

 

 

損得を合理的に考えられる

投資は基本的にリスク・リターンのバランスが取れています。

ローリスク・ハイリターンという都合のいいものはありません。

また、絶対的に優れた金融商品というものも存在しません。

損得を合理的に考えられる人は、どの程度のリスクを取り、どれくらいのリターンを得るのか、ということを常に意識しています。

無駄なリスクを取らず、常に適切なリスク感覚で投資をするわけです。

株式投資は自身のリスク許容度を理解して投資することが必須ですが、これができない人はかなり多くいるのが現状です。

そういう意味で、「損得を合理的に考えられる」ことは株に向いた特徴と言えます。

 

 

欲深くない

株で利益がでている状態になると、もっと儲けられるはずと利益を追求する姿勢になることが度々あります。

可能な限り利益を引き延ばし利益を最大化できれば理想的ですが、一旦株価が高値を付けたあと、急落して結局損をする、というのはあるあるです。

ですので、欲深くならずほどほどに儲けるのが一番です。

 

また、欲深さは「可能な限り早く、大きく儲けたい」という考えになりがちです。

短期で大きく儲ける方法は、

・ボラティリティが高い銘柄で勝つ

・レバレッジを掛ける

このような方法がありますが、言うまでもなく、短期で大きく儲けられるということは短期で大損する可能性もあります。

 

欲深い人は常にハイリスク・ハイリターンな取引をしがちなため、株を始めてあっという間に市場から永久退場してしまう傾向にあります。

こういった理由から、欲深くなく、ほどほどにできる人は株に向いていると言えます。

 

家計管理できている

株をするにはお金が必要です。

家計管理ができる人は、投資に回すお金を安定的に確保できるため、多少損をしても余裕を持って投資ができます。

また、株での年間収支がマイナスでも、家計管理をしっかりしさえすれば、

「収入-支出-株での損=資産増加」

このようになります。

株で負けても年間収支がプラスで貯金できれば、翌年以降も投資ができるだけでなく、将来お金のことで不安になることもありません。

そういう意味で、家計管理できるということは重要です。

 

マンモス
マンモス

収入より支出が少ない、
この単純なことで資産は絶対にプラスになります。
これすらできないのに、さらにリスクコントロール必須の投資で儲けらると考えるのは危険です。

 

引き際をわきまえている

株で含み損を抱えるというのは、よくあることです。

これがさほど痛手にならないレベルであれば問題ありません。

しかし、「明かににこれはヤバい・・・・」、このような状況になったとき、損切りできるかどうかで明暗が分かれます。

引き際を弁え損失を限定すれば、またチャンスはあります。

しかし、引き際を弁えていない人は致命的な損で退場を余儀なくされます。

よって、引き際を弁えている人は株に向いていると言えます。

 

 

 

 

自己責任で行動できる

株は誰がなんと言おうが自己責任です。

 

「この株は絶対に儲けられる、絶対に今買いましょう、とインフルエンサーが言っていた。」

→信じて買って損しても自己責任です。

 

「もうじき暴落する。リーマンショック以上の被害になります、とニュースで専門家が言っていた。」

→急いで全部損切りしたけど、株価は暴落どころか上がり続けた、これも自己責任です。

 

自己責任で投資しない人は、常に誰かの意見の奴隷です。

その結果、損ばかりします。

自己責任で投資できるというだけで、大きなアドバンテージになるのです。

 

くまさん
くまさん

投資が自己責任というのは当たり前だけど、SNSの普及で他人の意見に振り回されている人が多くいるのも事実だよ。

 

情報の裏取りができる

近年ではSNSの発達により、実に多くの人が不特定多数の人に向けて意見を言えるようになりました。

このことは、投資において様々な情報を簡単に入手できるようになったことを意味します。

しかし玉石混交であり、情報の取り扱いには注意が必要です。

「でたらめな情報を信じて損をしてしまう」

「詐欺的な情報商材に引っかかる」

このようにならないためにも、常に情報の裏取りが必要になります。

また、そもそも投資における知識がないと、情報が正しいのかどうかも判断できません。

よって、情報の裏取りができ、情報を判断するためにしっかり勉強することは、株で成功するための重要な要素です。

 

都合のいいことばかり考えない

株において、自分に都合のいいことばかりしか考えないのは致命的な要素です。

例えば、

「あの株は上がり続ける、だから買おう」

「暴落なんてこない」

「あのYouTuberが言ってたから問題ない」

このような考えは危険です。

投資は常にリスクと隣り合わせです。

まるで自分は損しないかのように考えるのは危険なことです。

 

「自分に都合のいいことばかりしか考えない」

というのは、本人の性格や投資経験にもよります。

しかし、都合の悪いこともしっかり考え、中立的に物事を考えられ人が株に向く、ということは念頭に置いておきましょう。

 

「絶対」は無いと考えられる

株において「絶対」はありえません。

・今買えば絶対に損しない。

・今なら絶対儲けられる。

・10年後には絶対に株価は上がっているから大丈夫

こんな感じの考えです。

 

投資というのは常にリスクが存在し、「絶対こうなる」という状況は存在しません。

ゆえに、常にリスクを考え適切な資金で投資する人が株に向いていると言えます。

 

マンモス
マンモス

私の経験上、「絶対に勝てるだろ」って考えてリスクを取ったときほど負けてる気がします。
何事もリスク・リターンを考慮して無難に投資するのが一番です。

 

株は向き・不向きを考えて取引することが大事

ここまで解説してきた内容は、投資で成功するための共通する要素です。

しかし上記以外のことでは、見方によってはプラスにもマイナスにもなる要素があります。

次は、それらについて解説していきます。

 

自分の性格にあった投資スタイルにする

投資(投機)にはさまざまなスタイルがあります。

例えば、

・スキャルピング

・デイトレード

・スイングトレード

・アービトラージ

・長期投資

・インデックス投資

・システムトレード

など。

 

こういった様々なスタイルがあるため、「デイトレードが得意だがインデックス投資は全く向かない」、「長期投資では勝てるがスイングトレードでは全く勝てない」、このようなこともあり得ます。

どれか特定のスタイルで儲けられるからといって、全ての投資スタイルで儲けられる人は少ないのです。

人の性格や特徴によってどのスタイルで勝てるか?、ということは変わってくるため、自身の性格を見極めてどんなスタイルで投資するかをよく考えましょう。

 

自分の性格を分析することも大切

株で勝つためには知識や手法以上にメンタルが重要です。

投資(投機)手法が自身のメンタルに与える影響はかなり大きく、自分の性格とマッチしない手法は失敗のもととなります。

例えば、のんびり屋の人が一分一秒を争うスキャルピングには向かないでしょうし、短気で我慢強くない人に長期投資は厳しいものとなるでしょう。

 

もし自己分析ができておらず、性格にマッチしない手法に多額の資金を投入した場合、相当なストレスにさらされます。

逆に言えば、自分の性格や特徴をよく理解したうえで投資(投機)手法を選択することで、成功の確率が高くなるとも言えます。

 

以上のように、前述した8つの要素以外においては、「性格×投資(投機)手法」次第でまったく異なった結果になります。

その点を理解したうえで株式投資をしましょう。

 

向き・不向きを理解するには時間がかかる

「どんな手法が自分に向いているのか?」、これを理解するには実際にある程度取引してみないことには分かりません。

例えば、

「短気売買の損は非常にストレスがかかる、でも長期投資の損失はそれほどストレスにならないな・・・」

このように実際にお金を投資してみないことには、まったく自身にストレスがかからず、向き、不向きが理解できないのです。

 

私自身の実例になりますが、投資歴15年のうち最初の7年はほぼ負けています。

しかし、後半8年は資産が増え続けています。

これは、前半7年は短期売買、後半8年は長期投資に切り替えたことが原因です。

初心者のころは、「長期投資なんて退屈なだけ、短気売買のほうが楽しそう・・・」このように思っており、長期投資など微塵も興味ありませんでした。

また、好きか嫌いかで言えば長期投資は嫌いでした。

しかし、実際に利益を出しているのは長期投資なのです。

 

このように、必ずしも自分の興味ある投資手法、好みが合う投資手法のほうが儲けられるとは限りません。

ですのでもし今現在、株式投資がうまくいっていないのであれば、様々な投資手法を勉強して投資戦略を分散して運用することをおすすめします。

そうすれば、私のように7年も時間を掛けなくても自分に向いた投資スタイルがみつかることでしょう。

 

また、実際に投資戦略を分散するにあたっては、「コアサテライト戦略」がおすすめです。

詳しくは下記記事をご覧ください。

 

 

※私の投資経歴は以下のプロフィールに載せてます。参考までにどうぞ。

 

 

株に向いていない人の対策

前述したように、個人の性格、特徴と投資(投機)スタイルの組み合わせによっては向き、不向きがあります。

「まだ、自分にあったスタイルが見つからない・・・」

「いろいろ試したけど、結局何が向いているのかわからない・・・」

このような人向けに、下記の対策をおすすめします。

 

①あえて株は買わずETF等を買う。
②安全資産を多めに持つ
③ポートフォリオの作り方を学ぶ。
④システムトレードがおすすめ

 

それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

 

 

対策① あえて株は買わずETF等を買う

ETFは日経平均やSP500などの市場全体を表す指数に連動するものが多くあります。

これらのETFは個別株に比べ色々な意味で扱い易いです。

例えば、

・米国のETFであれば1株単位で買え、比較的買いやすい価格帯にある。(日本円で数千円~数万で買える)

・個々の企業リスクとは無縁であり、市場リスクを考慮すればいい。

・1日に±2%以上の価格変動は年を通してそれほど多くない。(レバレッジETFは除く)

このような理由から、個別株をメインに取引するよりはストレスも少なく、長期でみれば上昇の可能性も高いため、株が向かないという人にもおすすめです。

 

マンモス
マンモス

私自身もこの記事を執筆時点で個別株は一つも保有せず、ETFをメインに投資しています。
ETFは便利なため、「あえて株はいらないかな・・・」というのが本音です。

 

※個別株が向かないという人は素直にインデックス投資しましょう。
私自身もやっており、おすすめです。

 

対策② 安全資産を多めに持つ

どんな投資スタイルが向いているかは、実際に経験してみないと分かりません。

また、それを理解するまでには時間もかかります。

自分にあっと投資スタイルを見つける前に、大損をして市場から永久退場ということも十分にあり得ます。

そうならないためには、安全資産を多めに持ちポートフォリオ全体のリスクを下げることが重要です。

 

うしくん
うしくん

練習期間と割り切って少額で投資をしてみよう!
最初から大金を掛けちゃダメだよ。

 

対策③ やみくもに取引しないようにする

株に向いていない人は、やみくもに取引しないよう注意する必要があります。

本当に必要だと思う取引に集中し、分析と改善を繰り返せば自分に向いた投資スタイルの発見が早まります。

何も考えず、取引回数だけ増えてもスキルは身につかないのです。

1回1回の取引を大事にしましょう。

そうすれば、いずれは自分に向いた投資スタイルが見つかります。

 

対策④ 株に向かない人はシステムトレードがおすすめ

システムトレードはトレード手法の中でもニッチであり難しい印象を受けますが、その実すごくシンプルです。

・投資プラン、売買ルールを徹底検証(バックテスト)する。

・バックテストした投資プラン、売買ルールを絶対順守する。

これだけです。

「儲かると検証した売買ルールを守るだけ」

実にシンプルです。

 

※システムトレードについて詳しく知りたいからはこちらの記事より。

 

※以下の記事は「バックテスト」のやり方を解説した記事です。

システムトレードレベルのバックテストについて解説しているため、ここまでやればかなり負けにくい投資家になることができます。

 

 

くまさん
くまさん

株で全然勝てない・・・・
やっぱ俺って株に向いてない?

 

マンモス
マンモス

システムトレードはこんな人にこそおすすめです。

 

そもそも株で勝てない人って、

「自分の手法が勝てるかどうか?」

「リスクとリターンはどのくらいか?」

これが分かってない人が多いです。

「明確にリスク、リターンは分からないけど、とりあえずやってみよう!」

こんな感じで取引して負けます。

 

 

ですので、

①投資手法を知った。
→明確にリスク、リターンは分からない。でも、あのインフルエンサーが言ってたから大丈夫!
②よく分からんけどとりあえず投資を始める。
③損した。やっぱ全然ダメじゃん。

 

上記の流れを、

①投資手法を知った。
②本に書いてたり、有名なインフルエンサーが言ってたけど、本当に信用できるのか?
③バックテストで徹底検証!
④売買ルールを順守して取引開始。
⑤損をした。でも想定されたリスクの範囲内で問題ない。しばらく継続しよう。 or  想定どおりの利益だ。計画どおり!
→システムトレードは再現性が重視され、最終的には平均損益に収束すると考えるため、数回程度の損失に意味がないと考えられる。

 

このような流れにすることで、株が向かない人でも利益を得やすくなります。

 

マンモス
マンモス

事前にバックテストする過程で平均損益、リスクなどが明確になり、完全に納得できるものだけ選別して取引できます。
なので、自分に向かない売買ルールを最初から排除できます。

 

また、システムトレードは前述したように、「バックテストした売買ルールを順守するだけ」であり、特定の売買方法を指すものではありません。

よって、

・デイトレード

・スイングトレード

・長期投資

・インデックス投資

などの手法と組み合わせることができます。

様々な投資手法のリスク、リターンが明確にできるため、いざリスクに直面してもすでに想定済みかつ統計的に十分ありえるリスクのため、精神的に楽になります。

また、バックテスト結果から逸脱したリスクに直面した場合も、

「統計的にかなりレアケースに直面している。今後の戦略を練り直そう」

このように前向きに考えることができます。

 

以上のことから、株に向かない人がシステムトレードをやるメリットは大きいです。

 

※システムトレードをこれから始めたい人向けの書籍を以下の記事にまとめています。

 

 

まとめ

「株に向いてる人の8つの特徴を解説。向いていない人の対策とは?」のまとめです。

 

株が向いている人とは?
①損得を合理的に考えられる。
②欲深くない。
③家計管理できている。
④引き際をわきまえている。
⑤自己責任で行動できる。
⑥情報の裏取りができる。
⑦都合のいいことばかり考えない。
⑧「絶対」は無いと考えられる。

 

株は向き・不向きを考えて取引することが大事
→自分の性格にあった投資スタイルにする。
→自分の性格を分析することも大切。
→向き・不向きを理解するには時間がかかる。
株に向いていない人の対策
対策① あえて株は買わずETF等を買う。
対策② 安全資産を多めに持つ。
対策③ やみくもに取引しないようにする。
対策④ 株に向かない人はシステムトレードがおすすめ。

 

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