株でメンタル起因の失敗が多い・・・・
株のメンタルを鍛えるにはどうすればいい?
この記事では、上記のような疑問にお答えします。
本記事のポイント
・株でNGなメンタル例
・株式投資に必要なメンタルの鍛え方
・株式投資に必要なメンタルの注意点
・メンタルの負担を減らす投資方法を紹介
投資において、メンタルは非常に重要な要素です。
むしろ、一番重要な要素とすら言えます。
なぜそこまで株にメンタルが重要なのか?、この記事ではその理由を解説し、鍛え方も紹介しています。
この記事を読むことで、投資に必要なメンタルについての知識を習得できます。
はじめまして!マンモスです。
投資歴15年です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。
トレード回数も2000回以上と、経験値は人並み以上です。
失敗も成功も経験している私が、「株式投資で負けないためにはメンタルが超重要!鍛え方を解説します。」を解説します。
株式投資で負けないためにはメンタルが超重要な理由
株式投資におてい、メンタルがマイナスに働くことはあっても、プラスに働くことはありません。
気分がいいから利益が増えた、冷静だったから稼げた、なんてことは基本的にないのです。
しかし、冷静でないから必要以上に負けた、テンションが高くて過剰にリスクを取った、こんな失敗は大多数の人が経験していることでしょう。
このような失敗をしないためにも、メンタルが重要になってきます。
ここでは、その理由を解説します。
理由① 売買ルールを順守するため
メンタルが重要な1番の理由は売買ルールを順守をするためです。
「売買ルールを守るなんて簡単じゃん・・・」
と思うかもしれません。
しかし、いざ実際にお金を掛けて投資をすると、これがなかなか難しい・・・
特に、リアルタイムで価格が変動しているのを見ると、損が拡大するという恐怖心だったり、もっと儲かるのではという欲望が湧いてきます。
こういったメンタルの変化は、売買ルールを守れず、損切りをしなかったり、本来、必要のない取引をしてしまうことになります。
普段の冷静な自分であれば、絶対しないようなことをしてしまうため、損失が増えていくのです。
上記の理由から、売買ルールの順守とは、自身をどれだけ制御できるかにかかってくるため、メンタルコントロールは非常に重要な要素と言えます。
理由② リスクコントロールするため
損をしたくない、という恐怖心から損切りせずにダラダラと損失が拡大し、もうダメだ、というタイミングで損切りするという失敗はよくあります。
恐怖というメンタルが原因で、リスクコントロールができず、損失を拡大させてしまうわけです。
もし、最初からリスクコントロールできていれば、損を最小にとどめることが可能です。
やはり、自身の行動を制御するという意味でメンタルが重要なのです。
理由③ 株はどれだけミスをしないかが重要なため
投資とメンタルの関係性は減点方式です。
100点の投資から、メンタル起因のミス分が減点されていくイメージです。
つまり、よりミスをしない人間が投資の世界で生き残ることになります。
なにせ、個人投資家が相手にしているのは、自分よりはるかに優秀な個人投資家、プロのファンドマネージャー、アルゴリズム、こういった絶対強者です。
ただでさえ生き残るには難しい環境なのに、自滅していては勝負にすらなりません。
最低限、自滅しない程度にメンタルを鍛える必要があるのです。
株でNGなメンタル例
ここまで解説してきた以外にもNGなメンタルを紹介します。
②強欲でリスクを好むメンタル
③他人の利益に嫉妬するメンタル
④中立的になれない偏ったメンタル
⑤失敗から学ばない怠惰なメンタル
例① 傲慢で自信過剰なメンタル
傲慢で自信過剰なメンタルは、投資においてNGです。
理由として、このタイプの人は自分が負けるなどとは考えていません。
勝ちしか想定していないため、常にポジションを持ちたがります。
いわゆるポジポジ病ですね・・・・
また、自身過剰さ故に、リスクを過少評価しがちです。
「絶対勝てる」
「絶対暴落しない」
「絶対ありえない」
こんな言葉をよく使っている人は要注意です。
投資で「絶対」なんてことはありません。
「絶対こうなる」と考えるのは負けフラグです。
例② 強欲でリスクを好むメンタル
強欲なメンタルの人はハイリターンを好みます。
ハイリターンということは、当然ハイリスクになるわけです。
こういうタイプの人は、自身過剰なタイプとはまた違った意味でリスクを過少評価しています。
市場では生き残れないタイプなので、注意しましょう。
例③ 他人の利益に嫉妬するメンタル
最近ではSNSなどで、他人の損益報告を目にする機会が増えました。
それを見ることで、嫉妬するタイプは危険です。
本来であれば、他人がいくら儲けようが、損しようが、自分の資産にまったく影響はありません。
しかし、他人への嫉妬心から無理なトレードをしがちになり、結果的に負けてしまいます。
こういうタイプは、SNSで投資関連のものを遠ざけることをおすすめします。
例④ 中立的になれない偏ったメンタル
過度に楽観的だったり、悲観的なメンタルを持つ人のことです。
こういった人たちは、自分の都合のいい情報を都合のいいように解釈して、不安を和らげます。
中立的思考でないため、常に自分が望むような情報を探しがちなのです。
その結果、損をします。
ですので、投資の情報を取り扱う際は、肯定的意見、否定的意見を完全に中立の立場で見るようにしましょう。
完全な中立というのは、投資に限らずなかなか難しいですけどね・・・・・
上記の状態がいまいちどういうものか理解できないのであれば、Yahooファイナンスの株の掲示板を見てみましょう。
特に、銘柄別投稿数ランキングの上位の掲示板がおすすめです。
自身の利益が絡まない完全な中立的第3者視点で見てみると、過度に楽観的な人、悲観的な人が良く分かります。
Yahooファイナンス掲示板の傾向として、買い優勢のときに、真逆の意見を書き込むと低評価の嵐となります。(売り優勢の場合はその真逆になる)
書き込まれた意見がどんなに的を得ていても、です。
結局、大多数の人は自身にとって都合のいい情報を評価したがる、という状況が見て取れるため参考になります。
例⑤ 失敗から学ばない怠惰なメンタル
投資を最短で上達するコツは、自身が経験した失敗を2度としないことです。
そうすれば各段に投資の世界での生存確率が上昇します。
特にメンタル面での失敗は分析しやすく、また改善しやすいです。
ですので、自身のメンタルを客観的に捉えて分析し、次回は失敗しないようにしましょう。
失敗から学ばない怠惰なメンタルでは、同じ失敗を繰り返すだけなので、注意しましょう。
株式投資に必要なメンタルの鍛え方
株式投資に必要なメンタルの鍛え方を解説します。
メンタルを鍛える方法はシンプルです。
その方法とは、自身にストレスを与え、徐々に慣れていくことです。
その手段として、以下の方法があります。
②短期売買する
③損失額を限定する
④ボラティリティの高い銘柄で取引する
⑤売買ルールの絶対順守
上記の内容を複合的に実施することで、メンタルが鍛えられます。
鍛え方① 少額で取引する
まずは少額で取引しましょう。
株はどんなにうまくやっても、損するときがあります。
そのときに莫大な損を出して「もう無理・・・」となってしまう前に、最初は少額から始めます。
具体的には、最低単元の100株から売買しましょう。
(米国株なら1株)
もし、100株でもストレスが強すぎるな、と思ったら、単元未満株で取引しましょう。
適度なストレスから始め、慣れたと思ったら徐々に金額を上げていけばOKです。
鍛え方② 短期売買する
短期売買する理由は単純で、経験をより短期で積むためです。
長期投資では、さすがに時間がかかり過ぎます。
短期売買が苦手でも、メンタルトレーニングと割り切りましょう。
おすすめとしてはデイトレードです。
リアルタイムで株価が変動し、秒単位での判断が必要になるため、儲けようと思うとかなりプレッシャーです。
これが適度なストレスになるため、おすすめです。
また、デイトレードに慣れた後に中、長期投資をすると、判断するための時間にかなり多くあるため、余裕がでるようになります。
鍛え方③ 損失額を限定する
メンタルトレーニングに必要なことは、儲けることでなく、メンタルに負荷をかけ、慣れることです。
つまり、別に損すること自体に問題はありません。
まあ、できれば勝ちたいと思うよね・・・
意図的に損をする必要はありませんし、本気で勝ちに行こうとするほど、負けたときのストレスは大きくなります。
それがメンタルトレーニングに効果的です。
さらに、損失額をコントロールすることができれば完璧です。
例えば、「半年で-5万円までは許容範囲、それ以上は絶対損しない」、こんな感じ。
損失額を自分の思うようにコントロールできていれば、それは自制心を持ち、メンタルコントロールできている証拠です。
鍛え方④ ボラティリティの高い銘柄で取引する
「ボラティリティの高い銘柄で取引する」
これは対バブル崩壊を想定したトレーニングになります。
バブル崩壊級の暴落は、短期で-20%~-50%程度です。
この暴落で平静を保つには、暴落に慣れておく必要があります。
しかし、このような暴落は10年に1回あるかどうかです。
慣れようにも、そもそも経験すること自体が稀なのです。
ただ、疑似的にバブル崩壊クラスの暴落を経験できます。
それは「ボラティリティの高い銘柄で売買する」ことです。
ボラティリティとは価格の変動度合のことで、「ボラティリティが高い」とは値動きが荒く大きいことを指します。
株ではイナゴが集まっている銘柄が、ボラタリティが高くなりがちです。
このような銘柄を取引してもいいのですが、個人的におすすめなのは仮想通貨です。
※有名どころで、ビットコイン、イーサリアム、ネム、リップルなどがあります。
理由として、株に比べボラタリティが高いことが挙げられます。
株なら、日経平均やダウが1日で-2%~-5%も下落すれば、ニュースになるレベルです。
しかし、仮想通貨ではこれが平常運転で、ひどいときには1日で10%以上、1週間から1ヶ月で数十%動くなんてことは頻繫にあります。
私が知る限り最悪な値動きは、1日で40億分の1になった仮想通貨もあります。
仮想通貨の値動きに慣れれば、株の暴落にも慣れることができます。
以上の理由から、対バブル崩壊級のトレーニングとしては仮想通貨がおすすめです。
仮想通貨以外にも、レバレッジをかけて取引したり、レバレッジETF、レバレッジ投信なんかを使うことで、ボラタリティを引き上げることができます。
最近はレバナスが流行ってるよね。
(レバナスはiFreeレバレッジ NASDAQ100のこと)
鍛え方⑤ 売買ルールの絶対順守
自分が決めた売買ルールを絶対順守することでも、メンタルを鍛えることができます。
一見、簡単なようですが、取引中は欲望や恐怖を感じるため、これがなかなか難しい・・・・
自身の感情を制御し、売買ルールを順守できれようになれば、ばっちりです。
①少額で取引する
②短期売買する
③損失額を限定する
④ボラティリティの高い銘柄で取引する
⑤売買ルールの絶対順守
これらを複合的に実施していきましょう。
難しければ、一つ一つでもOKです。
メンタルに関しては、人間大抵のことには慣れます。
つまり、上記のトレーニングも数をこなせば、いずれはメンタルコントロールできるようになります。
私はトレード回数が2000回超えてますが、負け過ぎて、負けることをどうとも思わなくなりました。
また、投資歴15年以上でリーマンショックから全ての暴落を経験しています。
暴落も何も感じなくなりました。
結局は慣れてしまうのです。
ただ、慣れるまでに資金が枯渇したら、そのまま退場になるので注意しましょう。
株式投資に必要なメンタルの注意点
ここまで解説してきたことに加え、投資に必要なメンタルの注意点も解説しておきます。
メンタルとリスク許容度の関係性
自身のメンタルとリスク許容度は密接に関係しています。
メンタルが鍛えられると、「もっと資金を投下してもいいな・・・」と思えるようになります。
このことは自身のリスク許容度が上がったことを意味します。
しかし、リスク許容度が上がったからといって、生活防衛資金に手を付けたり、過剰なまでに投資をしてはいけません。
こういった行為はリスク許容度をオーバーしているため、注意が必要です。
メンタルが鍛えられても、自身の収入や家計、この先必要になるお金が変化するわけではありません。
こういったことを踏まえて、自身のリスク許容度を見つめ直すことが大切です。
メンタルが弱いのでなく投資スタイルが合っていないかも?
いくらメンタルトレーニングをしても克服できない、という場合、根本的に自身と投資手法が合っていない可能性があります。
いくらメンタルを鍛えてみても、リスク許容度以上のお金を動かせば恐怖するのは当然ですし、馬鹿げた投資手法にストレスを感じるのも当然です。
こういった自身の感情を冷静に分析することで、自分に適した投資手法を割り出すこともできます。
あまりにストレスを感じている場合、このような可能性も疑ってみましょう。
投資スタイルを変えると、びっくりするほどうまくいくかもしれませんよ・・・・
私の場合、短期売買から長期投資、インデックス投資に変えたことで、ストレスをほとんど感じなくなりました。
投資スタイルをガラリと変えてみるのは、意外に効果が高いです。
メンタルの負担を減らす投資方法を紹介
メンタルの負担を減らすおすすめの投資手法を紹介します。
1つ目は「インデックス投資」です。
インデックス・ファンドをただ積立続けるだけというストレスフリーな投資手法です。
かつ、投資の最適化と評されるほど効果が高い投資手法です。
※現在の私の投資スタイルでもあります。
詳しくは、下記の記事で解説しています。
2つ目は「システムトレード」です。
こちらは、売買ルールの有効性を検証したあとで、機械的にトレードするスタイルです。
売買ルールを完全に機械的に運用することもできるため、メンタルの負担を減らすことができます。
(機械的な運用とは、フルオートでトレードしてくれる、ということです。)
詳しくは、下記の記事で解説しています。
まとめ
「株式投資で負けないためにはメンタルが超重要!鍛え方を解説します。」のまとめです。
① 売買ルールを順守するため
② リスクコントロールするため
③ 株はどれだけミスをしないかが重要なため
株でNGなメンタル例
① 傲慢で自信過剰なメンタル
② 強欲でリスクを好むメンタル
③ 他人の利益に嫉妬するメンタル
④ 中立的になれない偏ったメンタル
⑤ 失敗から学ばない怠惰なメンタル
株式投資に必要なメンタルの鍛え方
① 少額で取引する
② 短期売買する
③ 損失額を限定する
④ ボラティリティの高い銘柄で取引する
⑤ 売買ルールの絶対順守
株式投資に必要なメンタルの注意点
・リスク許容度を冷静に見つめ直す必要がある
・投資スタイルを変えるとうまくいく可能性がある
メンタルの負担を減らす投資方法を紹介
・インデックス投資
・システムトレード