デイトレで自動売買できるの？
デイトレで自動売買するメリットって何？
この記事では、上記のような疑問にお答えします。
本記事のポイント
・デイトレの自動売買をするときの注意点
・デイトレで自動売買する方法
株、ＦＸ、仮想通貨に限らず、デイトレは非常に儲けるのが難しいトレードスタイルです。
理由は様々なものがありますが、リアルタイムで価格の変動を見ているため、精神的な理由やヒューマンエラーにより、売買ルールを守ることが難しく、儲けるのが難しいのです。
しかし、デイトレで自動売買をすることで、デイトレで勝てない要因を最小化することができます。
それでは、デイトレに自動売買がおすすめな理由を解説していきます。
はじめまして！マンモスです。
投資歴16年目です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。
実現損益は1000万円を超えました。
その経験を活かし、「デイトレするなら自動売買がおすすめな理由」を解説します。
デイトレするなら自動売買がおすすめな理由
デイトレは様々な投資、トレードスタイルの中でも勝つのが非常に難しいです。
理由としては、
②精神的につらいため、ミスを連発する。
③検証が難しく、儲かる売買ルールが見つけづらい。
④本などに書いている手法をそのまま使っても勝てない。
などです。
※デイトレで勝てない理由は以下の記事参照。
しかし、自動売買を使うことによって、こういったデメリットをある程度打ち消すことができるため、勝ちやすくなります。
※ちなみにこの記事で解説する自動売買とは、証券会社が提供する逆指値やＷ指値などの特殊な注文方法のことではありません。
ゴールデンクロスで買う、ブレイクアウトで買う、いくらになったら利確、損切りするなどの、売買戦略そのものの自動化を指します。
さて、デイトレの自動売買がおすすめな理由は以下の通りです。
②メンタル起因のミスを無くせる。
③ヒューマンエラーの排除。
理由① 売買ルールを忠実に実行できる
まず始めに自動売買でできることは、
・一定の売買ルールに従って自動取引ができる。
→ゴールデンクロス、デッドクロス、ＲＳＩ、ＭＡＣＤ、ブレイクアウトなど、売買ルールとして成立すればなんでもＯＫ！
・マネーマネジメントの自動化（手持ち資金のうち、いくらでトレードするかなど）
・リスクマネジメントの自動化（損切りルールなど）
このようなことができます。
アイデア次第でどんな売買ルールでも自動化が可能です。
シンプルなものから複雑なものまでＯＫ！
つまり、想像できる範囲の売買ルールであれば、大抵のものは自動化できます。
かつ、プログラムが実行するため、理論通りの売買ルールを理論から外れることなく実行してくれます。
これが自動売買をする最大のメリットです。
理由② メンタル起因のミスを無くせる
デイトレの場合、リアルタイムで価格変動を見ることから、資金が溶けていくのをその場で実感することになります。
デイトレ以外であれば、終値という結果があり、それを基準に資産が計算されるため安値、高値を意識することがあまりありません。
何より中、長期投資家であれば、日中の分単位の値動きなど些末な問題でしょう。
しかし、デイトレであれば、日中の高値、安値などをリアルに実感することになり、価格変動による高揚感、不安感などがあります。
事前に決めた売買ルールでも、こういったメンタルの変化から、
・損切りできない。
・利確できない。
このようなメンタル起因のミスが初心者、上級者問わず発生します。
デイトレの自動売買であれば、プログラム任せであり、こういったミスを無くせるのです。
また、そもそもリアルタイムで価格変動を見なくてもよいので、メンタルを病むこともありません。
理由③ ヒューマンエラーの排除
デイトレの場合、日に何度もトレードをします。
長期投資などに比べ、単純に試行回数が増えるため、些細なミスでも発生確率が増えます。
例えば、
・ロット数、単元を間違えて注文した。
・ロング（買い）、ショート（売り）を間違えた。
・注文価格を間違えた。
・指値、成り行きを間違えた。
こんな感じのミスです。
デイトレやってれば、誰でもこんな経験あるよね・・・・
自動売買であればプログラム任せのため、こんな感じの「やっちまった～」っていうミスがなくなります。
デイトレの自動売買をするときの注意点
デイトレで自動売買することで、デイトレの弱点をある程度打ち消すことができます。
しかし、注意点もあります。
②自動売買は融通が利かない。
注意点① デイトレの自動売買でも必ず儲かるわけではない
デイトレを自動売買したからといって、必ず儲かるわけではありません。
自動売買は売買ルールのフルオート化に過ぎないからです。
つまり、劣悪な売買ルールであれば、自動で損失を拡大することになります。
また、自動売買に限らず、トレードで勝つためには「期待リターンがプラスの売買ルール」でトレードすることが必須です。
投資、投機に限らず、儲けたければ、
「期待リターンがプラスの売買ルール」で取引するようにしましょう。
そして、「期待リターンがプラス」かどうかを判断するためには、事前のバックテストをする必要があります。
バックテストはまじめにやると、非常に面倒で退屈な作業です。
しかし、バックテストをすることで、
・平均損益（期待リターン）
・最大ドローダウン
・ドローダウン回復期間
・勝率
・平均トレード期間
など、様々なデータを算出できます。
「本に載っていた手法、ただしリスク・リターンは不明」
「インフルエンサーが紹介していた手法、ただしどのくらい儲かるかは分からない」
このような、いくらのリスクがあって、いくら儲かるのか不明な売買ルールで取引してはいけません。
面倒でも、必ず自分でバックテストして、自身のリスク許容度にあった売買ルールを選別することがトレードで勝つコツです。
リスク・リターンが明示されていない手法を何でもかんでも信じてトレードしても、全然勝てないよ・・・
勝てるトレーダーは自覚的に勝てる売買ルールを使ってます。
負けるトレーダーは、自分の売買ルールのリスク・リターンを全く把握していません。
ただ希望的観測でトレードしてます。
このことが勝敗を分けます。
注意点② デイトレの自動売買は融通が利かない
自動売買は売買ルールに完全に従います。
このことは、メリットでもあり、デメリットでもあります。
まず、売買ルールに完全に従うため、試行回数が増えれば損益は平均値に収束します。
そして、平均値がプラスになる売買ルールであれば、試行回数が増えれば増えるほど、儲けも拡大します。
このことはメリットとなります。
しかし、「え・・・、今このタイミングで買うの？、ヤバいでしょ・・・・」
このような状況でも買うことになります。
要は、融通が利かないのです。
露骨な地雷を踏みに行くこともあり得るため、この点はデメリットと言えます。
ただ、しっかりバックテストした売買ルールであれば、売買ルールに忠実になることでバックテストに近い結果になるため、大抵の場合はメリットと言えるでしょう。
いっぽう、状況に合わせて最適な判断、トレードをする裁量トレーダーにとってはデメリットを多く感じるかもしれません。
いったいどれだけの人が裁量トレードで儲けられるのか？
このことを考えると、ほとんどの人にとって、自動売買はメリットになるでしょう。
※裁量トレードで勝てる人なんて、極わずかです。
デイトレで自動売買する方法
デイトレで自動売買する方法を解説します。
プログラミングでデイトレの自動売買をする
プログラミングができるのであれば、証券会社などが提供するＡＰＩを使うことでデイトレの自動売買環境を構築できます。
ＦＸ、仮想通貨などはシステムトレード環境が充実しているため、選択肢が選り取り見取りです。
株に関しては、そこまでシステムトレード環境が充実していないため、選択肢が限定的になります。
以下は関連記事です。
「APIって何？」っていうことも解説しています。
プログラミングで自動売買してみたい人はぜひ読んでみてください。
※おすすめのプログラミング言語はこちら。
デイトレ対応の自動売買ツールを使う
プログラミング未経験者が、いきなりプログラミングして自動売買環境を構築するというのは、やや敷居が高いです。
ですが、自動売買ツール（システムトレードツール）を使えば簡単に自動売買することができます。
自動売買ツールの機能は、以下のようなものがあります。
（移動平均線、ＲＳＩ、MACD、一定期間の高値など、様々なパラメータを組み合わせることで、売買ルールを作れる。）
・売買銘柄の監視、スクリーニング機能。
・バックテスト機能。
など。
ツールによりますが、自動売買だけできるものがあったり、バックテスト～自動売買できるオールインワンのシステムトレードツールがあったり様々です。
価格はピンキリです。
買い切りのソフトもあれば、サブスクもあります。
高いものだと月額1万円～。
現時点で月1万円以上負けている人であれば、闇雲にトレードして負けるより、とりあえずツールにお金を出して自動売買してみるのがおすすめ。
だめそうなら、解約すればＯＫ。
以下は関連記事です。
※自動売買ツール「オートレ」についての記事。
※システムトレードツール「iTRADE」についての記事。
※ノンプログラマーのためのシステムトレードツール「岡三ＲＳＳ」についての記事。
まとめ
「デイトレするなら自動売買がおすすめな理由」のまとめです。
理由① 売買ルールを忠実に実行できる。
理由② メンタル起因のミスを無くせる。
理由③ ヒューマンエラーの排除。
・デイトレの自動売買をするときの注意点
注意点① デイトレの自動売買でも必ず儲かるわけではない。
注意点② デイトレの自動売買は融通が利かない。
・デイトレで自動売買する方法
→プログラミングでデイトレの自動売買をする。
→デイトレ対応の自動売買ツールを使う。