デイトレってどんなPC環境があればいいの?
この記事は、上記の疑問にお答えします。
本記事のポイント
・デイトレに慣れたらPC環境を整えよう
・デイトレのPC環境を整える前の注意点
これからデイトレを始めたいけど、何を準備したらいいかわからない・・・
この記事では、このような初心者に向けて、後悔しないためのデイトレ環境について解説しています。
はじめまして!マンモスです。
投資歴16年目です。
2021年4月に資産3000万円を達成しました。
実現損益は1000万円を超えました。
デイトレも2年以上やってました。
その経験を活かし、「これからデイトレを始めたい人におすすめのPC環境を解説!」を解説します。
まずはデイトレをPC1台で始めてみる
デイトレはスマホでも可能ですが、できれば1台はPCを用意しましょう。
理由はシンプルで、PCはスマホに比べ、操作性が良く、画面内の情報量も多いからです。
デイトレは日に何度もトレードすることになるため、スマホでデイトレしていると、
・操作性が悪く注文ミスをした。
・情報を見落としチャンスを逃した。
こういったことが多くなります。
ですので最低1台はPCを持っておきたいところです。
デイトレに必要なPCスペック
PCのスペックに関しては、特にハイスペックでなくても問題ありません。
以下は楽天証券のトレーディングツール「マーケットスピード」の推奨環境です。
マーケットスピード フル板、海外先物ページ RSS OS
- Microsoft Windows(32ビット版、64ビット版)
- ・Windows 8.1
- ・Windows 10
- ・Windows 11
ブラウザ Internet Explorer Ver.11
Microsoft EdgeCPU Core2 Duo 1.80GHz以上 Core2 Duo 2.90GHz以上 Core2 Duo 1.80GHz以上 メモリ 1GB以上 2GB以上 1GB以上 ハードディスク 空き容量1GB以上 空き容量2GB以上 空き容量60MB以上
(160MB以上を強く推奨)ディスプレイ SXGA(1280×1024ピクセル)
以上SXGA(1280×1024ピクセル)
以上SXGA(1280×1024ピクセル)
以上インターネット
通信速度1Mbps以上 3Mbps以上 – 最大表示項目 – – 300銘柄(10,000項目) 引用元:楽天証券
PCの価格帯としては、以下のような7万円程度のPCでも十分です。
10万円を超えるようなハイエンドスマホに比べれば安価で、かつ操作性、視認性の高いデバイスであるため、やはりスマホよりPCでデイトレすることをお勧めします。
ハイスペックなPC環境は勝率に直結しない
デイトレはある程度のPCスペックがあれば問題ありません。
ハイスペックであれば、あるほど勝率が上がるというわけでもないのです。
デイトレで勝つには、ほぼデイトレスキルに依存すると言ってもよく、デイトレスキルが無ければ高額でハイスペックな環境を導入したところで意味が無いのです。
※デイトレのPC環境を整える前の注意点は後述します。
また、個人がどう足掻いたところで、業者の1秒未満のミリ秒単位で売買を仕掛けるHFT(超高頻度取引)には勝てません。
ですので、PCスペックについては、トレーディングツールがまともに動作するレベルであれば十分です。
デイトレに慣れたらPC環境を整えよう
PC1台を使ったデイトレに慣れてきたら、次はデイトレ効率を上げるためにPC周りの環境を整えてみましょう。
サブPCを導入する
メインPC、サブPCの2台にすることで、いざというときにPCが故障した等のリスクに備えることができます。
デイトレでは、このような環境起因のリスクに備えることも必須です。
ここぞというときにポジションを取ることができないならまだしも、ポジションを保有中に何らかの故障でトレードできなくなってしまうと、損切りもできない状況になります。
このようなことは稀、と言うかほぼ無いとは思いますが、もしもの時に限って悪いことが連鎖するというのは”稀によくあります”。
少額でしかトレードしていなければ、被害も少ないでしょうが、大金であれば致命的になる可能性もあります。
ですから、トレード環境の面でもリスクヘッジしておきましょう。
最悪な状況に最悪が重なることを想定しましょう。
ポジション取った直後にPC使えなくなる、その後ストップ安になる。
でも損切りできない・・・
みたいな感じ。
いざという時にはスマホを使うのもアリ。
もしもの時のために、それぞれの端末での取引方法を確認しておこう。
普段PC使いでいざスマホアプリでトレードしようとすると、迷うことがあります。
1分1秒を争うときは、この迷いも致命的になります。
PCのマルチディスプレイも便利
PCをマルチディスプレイ化しておくのも便利です。
とりあえずはディスプレイ2枚を用意し、デュアルディスプレイにしてみましょう。
モニターを拡張することで、同時に見ることのできる情報が増えます。
例えば、チャートを最大4つまでしか表示できなかったものが、8つ表示にしてみたり、リアルタイムでニュースを表示させてみたり、と好みによって色々な使い方ができます。
ただ、マルチディスプレイはPCのスペックによっては画面の拡張ができず、複製しかできない場合もあります。
※画面の拡張→それぞれのディスプレイを独立して使用可能。
※画面の複製→文字通り画面が複製されるだけ、2枚のディスプレイがあっても全く同じものが映るだけです。
※以下の記事で、デュアルディスプレイのやり方を解説しています。
TVを使ったデュアルディスプレイについても解説しているため、PCさえあれば、すぐにデュアルディスプレイが使えるようになります。
複数の口座を開設しておく
複数の口座を開設しておくことは、株、FX、仮想通貨など、全てにおいて重要です。
口座を1つしか開設していないと、業者のサーバーダウンのときに何もできなくなります。
※サーキットブレーカー発動などの価格乱高下の際に、取引が集中してサーバーダウンすることが実際に起こっています。
もし、1つの口座しかない場合、「完全に詰み」です。
複数口座があれば、逆のポジションを取ることで、損益を相殺できます。
例えば、証券口座Aで100株を買っているときに、サーバーダウンし取引できなくなった場合、証券口座Bで100株空売りすることで、損失を食い止めることができます。
※手数料分は損しますが、証券口座A、Bの合計損益は両方でポジションを取った時点でプラマイゼロになります。
どんな時、どんな状況でもトレードできるよう、ありとあらゆる面でリスクヘッジしておきましょう。
デイトレのPC環境を整える前の注意点
デイトレ初心者がPC環境を整える前の注意点を解説します。
②PCのコスト分もデイトレで勝たなければいけない。
③私はPC環境を整えても勝てなかった・・・
※いずれもデイトレで本気で儲けたいと思っている人向けの注意点です。
あくまでも趣味として楽しむのであれば、これらの注意点は気にする必要はありません。
まずはPC環境よりデイトレで勝つことを優先する
PCのディスプレイをたくさん増やす、ハイスペックなPCを使うなど、PC環境をいくら整えたところで、儲けには直結しません。
デイトレで儲けるために必要なことは、儲けるためのテクニックであり、環境ではないからです。
儲けられる人は、スマホ1台ですら儲けるでしょう・・・
反対に、デイトレが下手な人が、いくらプロのようなPC環境を整えたところで、勝つことはできません。
PC環境は、デイトレで儲けられる人が、より効率的にデイトレするためのものです。
この点は注意しましょう。
PCのコスト分もデイトレで勝たなければいけない
PC環境も、デイトレで発生する手数料や税金と同じく、コストであるということを意識しましょう。
環境にお金を掛けた分も儲けなければ、損益がプラスになったとは言えないのです。
ですから、まずは環境にお金を使う前に、しっかりデイトレで儲けられるようになりましょう。
PC環境を整えるのは、それからでも遅くはありません。
私はPC環境を整えても勝てなかった・・・
私がデイトレしていた当時は、デュアルディスプレイPC1台、サブPC1台でデイトレしていました。
PCとディスプレイ等で、30万円以上は費やしたと記憶しています。
しかし、デイトレの結果は、2年連続で-20万円程度でした。
全然儲からなかったうえに、PCのコスト分も回収できていません。
初心者が形だけ、プロのマネをしてみたところで、まったく意味がなかったと反省しています。
もし、デイトレ初心者でまだ全然儲けていないという人は、PC環境にお金を掛ける前に、しっかり年間を通して儲けられるようになりましょう。
PC環境にお金を掛けるのは、それからでも遅くありません。
趣味でデイトレしているのであれば、すぐにPC環境を整えても問題ありません。
PCのディスプレイがたくさんあるのは、一種のロマンですからね・・・
所有欲は滅茶苦茶満たせます。
まとめ
「これからデイトレを始めたい人におすすめのPC環境を解説!」のまとめです。
→デイトレには、普通のスペックのPCでOK。
→ハイスペックなPC環境は勝率に直結しない。
・デイトレに慣れたらPC環境を整えよう
→サブPCを導入する。
→PCのマルチディスプレイも便利。
→複数の口座を開設しておく。
・デイトレのPC環境を整える前の注意点
→まずはPC環境よりデイトレで勝つことを優先する。
→PCのコスト分もデイトレで勝たなければいけない。
→私はPC環境を整えても勝てなかった・・・