【初心者向け】株の暴落はどう対策すべき?まずは生き残ること優先!

投資の基本
くまさん

株の暴落はどう対策すればいい?

うしくん

株の暴落怖い・・・
どうしよう?

 

この記事では、上記のような悩みにお答えします。

 

本記事のポイント

・株の暴落はいつ来るのか分からない
・株の暴落に有効な対策を紹介
・株式投資スタイル別の暴落対策を紹介
・株の暴落でメンタルを病まないための対策

 

株式投資をしていれば、いつか来るのが市場の暴落です。

この暴落での対応を間違えると、市場から永久退場となりかねません。

この記事を読むことで、暴落が来ても市場で生き残るための対策を知ることができます。

 

マンモス
マンモス

はじめまして!マンモスです。
投資歴16年目です。
リーマンショックから全ての市場暴落で生き残ってきた経験を活かし、

「【初心者向け】株の暴落はどう対策すべき?まずは生き残ること優先!」を解説します。

 

この記事で解説している内容は、利益を保証するものではありません。
投資は自己責任でお願いします。

 

 

株の暴落はいつ来るのか分からない

株式投資をしていれば、いつかは必ず市場の暴落に巻き込まれることになります。

しかし、それがいつなのかは誰にも分かりません。

金融、経済のプロであっても、いつ暴落が来るのか分からないのです。

 

マンモス
マンモス

「いつに暴落が来る」という予測は常にあります。
市場が不調なとき以外にも、この手の話題は常にあります。
しかし、誰の予測が正しいのかは、暴落してみないことにはわかりません。

 

ですので、どんなに市場が好調でまるでリスクなどないようなときでも、ある程度は暴落に巻き込まれることを想定しておかなければなりません。

もしなんの対策もせずリスクを取り過ぎていた場合、突然の暴落に対処できず大損をしてしまい、

「こんなはずじゃなかった・・・」

「もう株なんてこりごりだ・・・」

このように市場から永久退場となってしまいます。

そのため、市場で生き残るためには「事前の対策」、「暴落中の対策」が重要になってきます。

 

 

株の暴落に有効な対策を紹介

株の暴落で生き残るための対策を3つ紹介します。

①キャッシュポジションを多めに持つ。
②オプション取引をする。
③空売りやインバース型の金融商品で儲ける。(上級者向け)

 

対策① キャッシュポジションを多めに持つ

もっとも有効かつシンプルな対策がキャッシュポジションを多めにもつことです。

キャッシュポジションを意識的に多くもつことで、ポートフォリオ全体のリスクが低下し市場暴落の被害を軽減できます。

また、暴落を耐えきれば、守りから転じて買い増すための資金として活用できます。

以下のグラフはアメリカのSP500の暴落とその回復の歴史です。

暴落後に大きく反発しているのが見て取れます。

キャッシュポジションを多めに持つことで、暴落を耐えきるだけでなく、このような大きな反発を活かすことも可能となるのです。

 

sp500のリセッションとリカバー

出典:Advisor CHANNEL 「The Pyramid of Equity Returns: Almost 200 Years of U.S. Stock Performance」

 

対策② オプション取引をする

オプション取引をすることで、リスクヘッジが可能になります。

オプション取引とは、満期日に定められた金額で「買う権利」、「売る権利」を売買できます。

市場暴落時には、5万円で買ったオプションが100万円以上になるなど、リスクは限定的なのに対し、リターンが凄まじくなる傾向にあります。

この特性を利用して、暴落時にオプションを買っておき、ポートフォリオ全体のドローダウンを相殺、軽減することができます。

 

くまさん
くまさん

オプション取引のイメージは、数か月間有効な暴落保険を買う感じ。
※実際には様々な満期のものがある。

 

※満期が来て、かつ自身に不利な価格の場合は権利を放棄することになります。

そのため、リスクはオプションを買った時の価格に限定されます。

ただ、株の空売りのようなこともでき、この場合は買いとは逆にリスクが莫大になります。

 

マンモス
マンモス

オプション取引は株やFXなどに比べ、取引の種類が多く、また価格の変動の仕方も独特です。
実際に取引する前にはしっかり勉強しておくことをおすすめします。
ただ、基本的には暴落時のオプション活用は、リスクを限定し莫大なリターンを得ることが可能と覚えておきましょう。

 

対策③ 空売りやインバース型の金融商品で儲ける(上級者向け)

株価の暴落を活用して逆に儲けることも可能です。

暴落で儲ける方法として、

・空売り

・インバース型の金融商品

上記2つが挙げられます。

これらは、基本的に株価が下がれば下がるほど利益になる取引であり、株価の暴落というピンチをチャンスに変えることができます。

しかし、こちらは上級者向けであり、初心者には少々難しいのでおすすめしません。

 

株式投資スタイル別の暴落対策を紹介

株式投資のスタイルによって、暴落時の対策は異なります。

ここでは、投資スタイル別の対策を紹介します。

①デイトレード、スイングトレードの暴落対策
②中期~長期投資の暴落対策
③積立投資、インデックス投資の暴落対策

 

 

デイトレード、スイングトレードの暴落対策

デイトレード、スイングトレードの場合、株式市場の暴落による影響を受けにくです。

なぜなら、

・デイトレードは1日の内に手仕舞いをする。

・スイングトレードも数日、数週間で手仕舞いする。

どちらも価格変動が重要であり、下げ基調なら空売りすればいいだけ。

このような理由からです。

 

基本的に短気売買に重要なのことは「価格変動」であり、それが上昇、下落、どちらでも問題ありません。

 

くまさん
くまさん

買いと空売りを使いこなせればOK!

 

また、常に資金が回転しているため、暴落が不安であればすぐにキャッシュポジションにしておくなどの対策もできるため、暴落に対してあまり悲観的になる必要はありません。

さらに、株式市場の暴落はボラティリティの増加に繋がります。

ボラティリティが高くなれば、普段以上に儲けの機会が増えるため、チャンスとも言えます。

※ただし、ハイリスク・ハイリターンの傾向になる。
ボラティリティが高いのに慣れていない人は、資金を少なめにするのがおすすめ。

 

・短期売買にとって株の暴落はチャンスでもある。
・あまり悲観的になる必要はない。
・まわりの悲観にのまれる必要もない。
・不安なら一部の資金を引き上げよう!

 

中期~長期投資の対策

株式市場の暴落時の対応に一番困るのが、中期~長期投資をしている人です。

株の暴落が、「いつまで続くのか?」、「どこまで暴落するのか?」この2つが未知だからです。

暴落開始前、初期段階であれば損失が拡大する前に早めに売却しておくという選択もありです。

しかし実際のところ、暴落がいつまで続き、いくらまで下落する、というのは結果論であり、やはり判断が難しいところです。

そのため、投資を開始した当初に設定した損切りラインを守るというのが一番の対策になるでしょう。

ナンピンや損切りラインを守らず損切りしないというのは悪手です。

以上のように、中期~長期投資の場合、基本に忠実になることが一番です。

 

・暴落前や暴落初期に逃げる。
・事前の損切りラインを守る。
・ナンピンはしない。

 

 

積立投資、インデックス投資の対策

積立投資、インデックス投資の場合、市場の暴落は将来の利益を増やすチャンスでしかありません。

より安く、よりたくさん買うことにより、平均取得価格が下がるからです。

そのため、市場暴落後の回復に際しては、大きく資産が増えることになります。

ですので、特になにもせずこれまで通りに積立投資を継続すればOKです。

また、積極的に追加資金を投入するというのもいいでしょう。

 

ただ、上記のことはあくまでも理論上のことです。

株の暴落で自分の資産が減り続けるのを眺め、かつ、まわりの総悲観に巻き込まれず耐えなければいけません。

そういった状況下で投資を継続するには、鋼のメンタルが必要になることを覚えておきましょう。

 

・暴落中も積み立て投資を継続すればOK。
・余裕があれば、追加で買増しもあり。
・周りの総悲観に巻き込まれないようにメンタルケアも大事。

 

※私自身はインデックス投資をしています。

コロナショックのときはがんがん買増しました。

投資歴が浅い人は、暴落中に積み立て、買い増しは厳しいかもしれません。

しかし、最初の暴落を耐えきれば、次回以降はそれほどストレスを感じなくなります。

要は慣れるのです。

株式市場が暴落したとしても、他の投資スタイルのように損切りしたり、何か特別なことをする必要がないのが、「積立投資、インデックス投資」の特権です。

もし、初めての暴落で怖いという人は、経済のニュース、株関連のSNSなど全部見ないようにしましょう。

後は趣味に没頭するなり楽しいことに集中していればいいのです。

そうすれば、暴落は過ぎています。

 

 

株の暴落でメンタルを病まないための対策

株の暴落の際に、実際の資産の増減以外に気を付けたいのがメンタル面です。

株価の暴落と共にメンタルも病む・・・・

こんな人も多くいます。

メンタルの不調から無謀な取引をして損をする、こんなループに嵌らないように注意する必要があります。

そのための対策は以下の3つです。

①株価の底値予想はしない。
②SNSで株の情報を絶つ。
③株の暴落を初めて経験するなら自己分析は必須。

 

 

株価の底値予想はしない

安易な底値予想はメンタルを病む原因になります。

「高値から-30%が底に違いない」

このように考えていると、さらなる下落をしたときに自身の当てが外れてまだまだ暴落するという恐怖感に囚われることになります。

ですので、ただ状況を受け入れて

「今後どのように取引すべきか?」

「どんな行動をするべきか?」

「早い段階で損切りすべきか?」

こういったことを考えることが重要です。

 

SNSで株の情報を絶つ

株価暴落の際、株価が下がるほど、

「今回はリーマンショッククラスの暴落が来る」

「世界恐慌の始まりだ」

「株式市場の死だ」

こんな感じで言われ始めます。

 

マンモス
マンモス

コロナショックのときもこんな感じでした。
でも実際はリーマンショックほどの暴落は来ませんでした。

それどころかすぐに回復し、爆上げしました。

 

このような情報をいちいち真に受けていたら、メンタルが持ちません。

自身もこのような雰囲気に呑まれ、悲観的になってしまっては冷静に取引できなくなります。

 

また、暴落時には初心者同士の馴れ合い、慰めあいもやめることをお奨めします。

一度も○○ショックのような激しい暴落を経験したことが無い同士での意見交換ほど、自身に悪影響を及ぼすものはありません。

最悪の場合、自身にとって心地良い意見、情報の検索に励み、冷静な判断ができなくなる恐れがあります。

その結果、より悪い結果になりメンタルを病む原因となります。

 

※SNS、YouTubeなどでしか勉強したことが無い人は、投資の名著と言われる本を読むことをおすすめします。

そうすれば、暴落への対策、今後の投資などきっと良い影響を受けるはずです。

以下はおすすめの本です。どれも有名な投資の名著です。

 

 

 

 

株の暴落を初めて経験するなら自己分析は必須

投資初心者で○○ショックを経験したことが無い人は、暴落中に自身のメンタルを冷静に分析することをおすすめします。

「高値から-15%、まだまだ耐えられそうだ。」

「高値から-20%、もう無理だ、全部損切りしよ。」

「投資前は-80%が来ても余裕でしょ。とか思ってたけど-10%すら耐えられなかった・・・」

このように日々の感情の変化を冷静に分析するのです。

後で思い出せるように、日記をつけるのもいいかもしれません。

 

自身のメンタルを分析しておくことで、次回以降の暴落では、

・リスク許容度を守って取引しており、まったくストレスを感じない。

・暴落しても以外に平気だな、よし!もっと買い増そう。

このように次の暴落で必ず成果がでます。

 

投資を始めて最初の暴落とは、自身の投資のダメな面に色々気づくことができるいい機会です。

「これまでの投資は全然だめだった」

「なんでこんな株を買ったんだ」

「あのインフルエンサーを信じるんじゃなかった・・・」

このように失敗して落ち込んでも、最低限メンタルの分析だけはやりましょう。

そうすれば、次回に活かすことができるのです。

 

まとめ

「【初心者向け】株の暴落はどう対策すべき?まずは生き残ること優先!」のまとめです。

 

・株の暴落はいつ来るのか分からない
・株の暴落に有効な対策
対策① キャッシュポジションを多めに持つ。
対策② オプション取引をする。
対策③ 空売りやインバース型の金融商品で儲ける。
・株式投資スタイル別の暴落対策を紹介
デイトレード、スイングトレード→ 暴落の影響は受けにくい、チャンスでもある。
中期~長期投資→ 早めの損切り、損切りラインを守ること。
積立投資、インデックス投資の対策 →積み立て継続、なにもしない。
・株の暴落でメンタルを病まないための対策
対策① 株価の底値予想はしない。
対策② SNSで株の情報を絶つ。
対策③ 株の暴落を初めて経験するなら自己分析は必須。
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