システムトレードってスマホでもやれるの?
株のシステムトレードをしたい!
この記事では、このような疑問にお答えします。
結論として、システムトレードはスマホでもPCと同様に可能です。
スマホだからといって、PCに劣ったシステムトレードしかできないということはありません。
それでは、スマホを使ったシステムトレードの方法について解説していきます。
はじめまして、マンモスです。
投資歴14年です。
システムトレードをプログラミングで自作していた経験があります。
自作はやや敷居が高いため、もっとカジュアルにシステムトレードする方法を紹介したいと思い、この記事を書いてます。
システムトレードはスマホでもできる
システムトレードはスマホでも可能です。
もちろん、スマホだからといって中途半端なシステムトレードではなく、売買ルール開発、バックテスト、自動売買が可能です。
なので、PCを持っていなくても、システムトレードを諦める必要はありません。
さて、システムトレードをスマホでするために必要なものですが、基本的に以下の2つになります。
まずは、システムトレード用のツールから解説していきます。
システムトレードをスマホでするためのツール
この記事で解説するツールは以下の2つです。
※表にそれぞれの特徴をまとめました。
ツール名 | iTRADE | オートレ株式 |
売買ルール開発 | 〇 | 〇 |
バックテスト | 〇 | × |
自動売買 | 〇 | 〇 |
料金 | 月額16,500円 | 月額10500円~ |
対応証券会社 | auカブコム証券 | SBI証券 |
おすすめのツール① iTRADE
iTRADEはシステムトレードのオールインワンツールです。
売買ルール開発、バックテスト、自動売買とシステムトレードに必要な機能が全て備わっています。
クラウド型アプリのため、PC、スマホなど端末に依存せずにアプリの使用が可能です。
もちろん、インストールも不要です。
売買ルール開発は以下のような画面で行います。
基本的にはパラメータ、条件式を選択するだけで売買ルール開発が可能です。
プログラミングも不要なため、初心者でも簡単に売買ルール開発が可能です。
自動売買をしたい場合、auカブコム証券の口座と連携させる必要があります。
ただし、自動売買せず、通常注文で取引したい場合はauカブコム証券にこだわる必要はありません。
好きな証券会社で実売買しましょう。
高機能なシステムトレードツールを使いたいなら、iTRADEがおすすめです。
※iTRADEについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめのツール② オートレ株式
オートレ株式は売買ルールを指定し、自動売買のみ可能です。
残念ながら、iTRADEのようにバックテストはできません。
オートレ株式はiTRADE同様に、インストール不要で利用可能です。
オートレ株式のアカウントさえ作れば、端末に依存せず自動売買ができます。
また、一見するとバックテストができないため、iTRADEに劣っているように感じるかもしれません。
しかし、価格的に月額10,500円~となっており、iTRADEの月額16,500円に比べるとだいぶ安くなっています。
さらに、料金プランによって、7~60銘柄まで監視し、それに対して自動売買が可能になっているという特徴があります。
バックテストは不要で、自動売買のみしたいという人はオートレ株式がおすすめです。
なお、自動売買するためにはSBI証券と連携させる必要があります。
※売買ルール作成は以下のような画面で行います。
シンプルかつコスパ重視ならオートレ株式がおすすめです。
※SBI証券で自動売買を始める方法はこちらの記事で解説しています。
システムトレードをスマホでするための証券会社
システムトレードをスマホでするための証券会社は、auカブコム証券かSBI証券どちらか一方を選択することをおすすめします。
おすすめの証券会社① auカブコム証券
auカブコム証券はシステムトレードや自動売買を重視している証券会社です。
この点に関しては他大手証券会社よりも優れていると言えます。
以下の表のように、様々な注文方法でリスク管理が可能なことも、auカブコム証券の特徴です。
出典:auカブコム証券
また、「kabu.com API」や「kabu STATION API」のように、システムトレードに役立つAPIを提供しており、システムトレードに最適な証券会社と言えます。
APIはプログラミングしない人にはなじみがないかもしれません。
APIとは外部に対して、アプリの一部機能を公開し、外部アプリからその機能を利用できるものです。
つまり、APIを利用したプログラミングによって個人投資家が自動売買ツールや投資ツールなど、自由に作ることが可能になります。
※auカブコム証券でシステムトレードしたい場合は、iTRADEを利用しましょう。
※iTRADEはkabu.com APIを利用したシステムトレードツールです。
おすすめの証券会社② SBI証券
バックテストは不要で自動売買のみしたい人には、SBI証券がおすすめです。
SBI証券は「2020年 オリコン日本顧客満足度ランキング ネット証券」で1位を獲得している、国内トップクラスの人気証券会社です。
システムトレードに関係なく、メインの証券口座としておすすめで、手数料も業界最安値レベルです。
もし自動売買で頻繁に取引するのであれば、SBI証券の手数料の安さは魅力的です。
なぜなら、どんな優れた売買ルールでも、売買コストの影響で収益性が低下してしまうからです。
その点、SBI証券は業界最安値レベルの手数料のため、心配いりません。
※SBI証券で自動売買したい場合は、オートレ株式を利用しましょう。
システムトレードをスマホでする具体的な方法
上述の通り、システムトレードをスマホでするための方法は以下のパターンがおすすめです。
バックテスト、自動売買をしたい場合
・「iTRADE × auカブコム証券」の組み合わせ
・必要コスト→iTRADEの月額16,500円
※口座開設費は無料
バックテストは必要でも自動売買は不要の場合
・「iTRADE × お好みの証券会社」の組み合わせ
・必要コスト→iTRADEの月額16,500円
※口座開設費は無料
自動売買のみ必要な場合
・「オートレ株式 × SBI証券」の組み合わせ
・必要コスト→オートレ株式の月額10,500円~
※口座開設費は無料
まとめ
スマホでシステムトレードするには、システムトレードツールとそれに対応した証券会社が必要になります。
iTRADEとオートレ株式はどちらもクラウド型のため、アカウントさえあれば端末に依存せずシステムトレードが可能になります。
証券会社については、選ぶツールによってauカブコム証券かSBI証券のどちらかを選びましょう。
以上、システムトレードをスマホでする方法でした。