
コアサテライト戦略って何?

コアサテライト戦略はどんなメリットがあるの?
やったほうがいい?
この記事では、下記の内容についてご理解いただけます。
・コアサテライト戦略のメリット
・コアサテライト戦略の活用方法
・コアサテライト戦略は不要か?
コアサテライト戦略とは投資スタイルの一種です。
コアサテライト戦略を活用することで、ある特定の投資手法のみ行っている人は、損益を改善できる可能性があります。
この記事では、「コアサテライト戦略とは何か?」という基本的なことから、活用方法まで解説します。

はじめまして!マンモスです。
投資歴15年で、インデックス投資は現在8年間継続中です。
約2300万円を運用しています。
私自身も、実践している「コアサテライト戦略」について、経験者目線で解説していきます。
コアサテライト戦略とは?
コアサテライト戦略とは、簡単に言うと、投資戦略そのものを分散することです。
通常、コア(中核)は、安定的に資産が増えるローリスク、ローリターンの投資をします。
サテライト(衛星)には、積極運用を狙う金融商品、投資戦略をとります。
また、資産比率においても、コアに重きをおき、サテライトはコア未満の資産比率にします。
・コアとサテライトで投資戦略を分ける
・コアはローリスク、ローリターンの金融商品、投資戦略
・サテライトは積極運用の金融商品、投資戦略
・資産比率はコアをメインとし、サテライトはあくまでもサブ
以上のことを、詳しく解説していきます。
※コアサテライト戦略ではリスク許容度が重要です。下記の記事で解説しています。
コアサテライト戦略とは投資戦略を分散すること
コアサテライト戦略の一番重要なことは、投資戦略の分散にあります。
投資戦略を分散することで、その投資戦略自体がもつリスクの分散ができます。
どのような投資戦略にも、メリット、デメリットがあり絶対的に優れた投資戦略がないため、コアサテライト戦略によって、任意のリスク設定をすることができます。
コアサテライト戦略では安定運用と積極運用を使い分ける
投資戦略を分散するにあたり、コア、サテライトにはそれぞれ安定運用と積極運用を設定します。
コアの安定運用にて、長期での資産を形成し、サテライトでは積極運用で短期的な利益を得たり、長期投資の弱点を補うような投資戦略を設定します。
このようにすることで、長期投資によって安定した資産形成を行いつつ、チャンスがあれば積極的に利益を出すことができます。
また、コアと逆の値動きをするような投資戦略や金融商品を運用することで、利益の平準化もするこができ、心理な負担と実際のリスク低減にも役立ちます。
資産比率は安定運用を重視する
コアサテライト戦略は、コア(安定運用)に資産比率の重きをおき、サテライトは資産比率を低めに設定します。
基本的には、安定運用で長期的に資産形成するのが目的であり、積極運用はあくまでも、補助的な役割であることに注意しましょう。
この資産比率が逆になると、リスクが大幅に増大するため、おすすめはしません。
コアサテライト戦略のメリット
コアサテライト戦略のメリットは、以下の点です。
・投資戦略を組み合わせることで、弱点を補いあうことが可能
・バブル期、暴落時期などのチャンスで大きく利益を出すことができる
・投資経験を積むことができる
単一の投資戦略の場合、投資のリスクはその投資戦略に依存します。
これが自身のリスク許容度とマッチしていれば問題ありません。
しかし、自身のリスク許容度を超えるような場合、非常に危険な投資をしていることになります。
コアサテライト戦略なら、このバランスをうまくとることができます。
また、積極運用をすることは、チャンスに大きく稼ぐことも可能になります。
積極運用”だけ”するのは危険ですが、安定運用をコアとし、資産比率を控えめにした積極運用はおすすめです。
チャンスをものにすれば、大きく稼ぐことができますし、安定運用で長期的に資産形成するうえでも、積極運用の経験は無駄になりません。
負けたとしても、その経験自体は安定運用の役に立ちます。
これは、負けを通して自身のリスク許容度の確認をすることができるからです。
「いくら負けても平気か?」、「何円の損までなら耐えられるか?」といったことが分かると、将来的なリスクにもうまく対応することが可能になります。
安定運用しかしていな場合、バブル崩壊や、長期下落トレンドになったとき、それでも継続できるかは疑問です。
そうならないためにも積極運用が必要です。

もしあなたがインデックス投資などの安定運用しかしていないのであれば、自身のリスク許容度を知るためにも、積極運用がおすすめです。
コアサテライト戦略の活用方法
コアサテライト戦略は「コア」と「サテライト」の2段構成です。
コア運用の例
・債権投資
・バランス型ファンド
サテライト運用の例
・FX
・仮想通貨
・REIT
ただ、「コア」と「サテライト」の2段構えですが、投資戦略や金融商品を”2つだけ”に分けて考える必要はありません。
自身のリスク許容度に合わせて、アレンジしましょう。

私の場合、
コア→「世界経済分散型インデックス」、「高配当インデックス」
サテライト→「個別株」、「仮想通貨」
としてます。
評価益や実現損益は、圧倒的にサテライトのほうが多いです。
※以下の記事で損益を公開してます。
よければ参考にしてください。
コアサテライト戦略は不要なのか?
コアサテライト戦略には不要論もあります。

まあ、基本的にインデックス投資だけしてても問題ないからね。
結論としては、しても、しなくてもいいです。
これは個人のリスク許容度によるところが大きいです。
コアサテライト戦略の活用の項でも解説したとおり、自身のリスク許容度によってアレンジするのがおすすめです。
安定運用だけで十分という人は、それでも問題ありません。
ただ、個人的には、積極運用だけしている人はコアサテライト戦略を活用すべきです。
というのも、積極運用のみで勝ち続けるのは、常人には困難だからです。
もし仮に今儲かっていたとしても、油断大敵です。
そういうわけで、コアサテライト戦略はおすすめです。
まとめ
コアサテライト戦略とは、コアとサテライトに投資戦略、資産比率を分けることです。
以下の特徴があります。
・サテライトには積極運用の投資戦略、金融商品、資産比率は小
・あくまでもコアの安定運用を重視すること
コアサテライト戦略を活用することで、投資の幅が広がります。
自身のリスク許容度にあった投資スタイルを構築できるため、ぜひやってみて下さい。