株価の時系列データをダウンロードする方法【無料で簡単です!】

システムトレード
くまさん
くまさん

株価の時系列データをダウンロードする方法を知りたい!!

うしくん
うしくん

株価の時系列データの活用方法を教えて!

 

この記事では、上記のような疑問にお答えします。

 

本記事のポイント

・株価の時系列データをダウンロードする方法
→楽天証券、SBI証券、Yahoo Finance(USA)、YAHOO JAPANの方法を紹介
・株価の時系列データをスクレイピングする方法
・株価の時系列データを活用する方法

 

この記事では、株価の時系列データをダウンロードする方法」と「その活用方法」について解説しています。

株価の時系列データのダウンロード方法については、「CSVファイル取得」と「スクレイピング」の2通りについて説明しています。

基本的に、どちらも無料(一部有料)で時系列データの入手が可能となっています。

 

マンモス
マンモス

はじめまして!マンモスです。
投資歴15年です。
以前は負け続けていましたが、システムトレードの考え方を習得したことで、大きく資産を増やすことができました。

※2021年4月に資産3000万円を達成しました。
そんな私が、「株価の時系列データをダウンロードする方法【無料で簡単です!】」を解説します。

 

株価の時系列データをダウンロードする方法

株価の時系列データをダウンロードする方法は、大きく分けて2種類あります。

①CSVファイルをダウンロードする方法 ← 簡単でおすすめ
②スクレイピングする方法

 

また、この記事ではCSVファイルのダウンロード先として、以下の4つを推奨しています。

①楽天証券
②SBI証券
③Yahoo Finance(アメリカ版ヤフー)
④yahoo ファイナンス(日本のヤフー)

 

それでは、詳しく解説していきます。

 

株価の時系列データをCSVファイルで取得する方法

株価の時系列データは、基本的にCSVファイルをダウンロードすることになります。

CSVファイルとは「comma separated values」の略で、データを「,」で区切ったテキストデータのことです。

株価の時系列データの場合、以下のよう形式になっています。

日付,始値,高値,安値,終値
8/1,1000,1100,900,1050
8/2,1050,1060,1000,1010
8/3,1200,1250,1100,1150

 

上記のようなテキストデータだと、若干扱いづらいです。

そのため、CSVファイルは「Excel」や「Googleスプレッドシート」などの、スプレッドシート形式で扱うのが便利です。

 

株価のCSVファイルを楽天証券でダウンロードする方法

楽天証券でのCSVファイルダウンロードは無料です。

ただし、口座開設が必要です。(口座開設も無料です

 

CSVファイルをダウンロードするには、楽天証券のトレーディングツール「マーケットスピード」を使用します。

 

取得方法

①マーケットスピードのメインページより、「投資情報」タグを開く。

②画面左の「時系列情報」をクリックする。

③銘柄などの必要情報を入力する。

④アイコンをクリックし、CSVファイルのダウンロードをする。

 

楽天証券CSVダウンロード方法

 

株価のCSVファイルをSBI証券でダウンロードする方法

SBI証券のHYPER SBIからもCSVファイルのダウンロードが可能です。

やり方はこちらの公式サイトのリンクより。

過去10~20年分のデータをダウンロードできるため、長期のデータがほしい人にはおすすめの方法です。

ただ、注意点としてHYPER SBIは厳密には有料です。

※1ヶ月550円

 

しかし、無料条件が豊富であり、SBI証券で取引しているユーザーであれば、無料になる可能性が高いため、無料条件を確認してみましょう。

無料条件リンク

 

株価のCSVファイルをYahoo Financeでダウンロードする方法

Yahoo FinanceでのCSVファイルダウンロード方法を紹介します。

こちらも無料です。

※ヤフージャパンではなく、ヤフーUSAであることに注意です。

 

取得方法

yahoo financeにアクセスします。

②下記画像の赤枠で株価を検索します。

※英語かティッカーシンボルで入力

株だけでなく、「VT」、「VOO」、「QQQ」などのETFも取得可能です。

yahoo株価検索方法

 

③下記画像の「Historical Data」をクリックします。

 

yahoo時系列データ確認方法

④「Time Period」(期間)、Frequency(集計方法→日、週、月)を設定し、「Download」をクリックすることでダウンロードできます。

yahooCSVデータのウンロード方法

 

株価のCSVファイルをYAHOO JAPANでダウンロードする方法

ヤフージャパンでもCSVファイルのダウンロードができます。

こちらは残念ながら有料です。

 

また、CSVファイルをダウンロードするには、「YahooファイナンスVIPクラブ」に加入する必要があります。

 

YahooファイナンスVIPクラブの特徴は、以下のようなものです。

・株価やランキング、出来高などのリアルタイム表示
・専用のニュースが読める
・時系列データのダウンロード

 

※詳しくは公式サイト参照。

 

株価の時系列データをスクレイピングする方法

「スクレイピング」とは、webサイトから必要な情報を取得する技術です。

※プログラミング必須です。

 

スクレイピングとは?

スクレイピングが具体的にどのようなことをするかを、yahooファイナンスの例で説明します。

 

まず、以下のURLをご覧ください。

「https://info.finance.yahoo.co.jp/history/?code=998407.O&sy=2008&sm=11&sd=19&ey=2020&em=12&ed=19&tm=d」

このURLは、yahooファイナンスの日経平均時系列データのリンクになります。

このURLには、下記の内容が含まれています。

・「code=998407.O」 → 「code=」のあとに続く文字が、株価指数や特定の株を表すコードです。

 

・「sy=2008&sm=11&sd=19」 → 何年何月何日からのデータを表示するかを、表しています。
この場合、2008/11/19からのデータを表示します。

 

・「ey=2020&em=12&ed=19」 → 何年何月何日までのデータを表示するかを、表しています。
この場合、2020/12/19までのデータを表示します。

 

・「tm=d」 → データの表示形式を表しています。
この場合は日足になります。
月足にしたい場合は「tm=m」、週足なら「tm=w」となります。

 

※パラメータ間の「&」は接続詞の役割があります。

 

上記のパラメータをもとに、サイトに表示される時系列データが変わります。

また、データ数が多い場合は2ページ目以降が作成されます。

その場合、URLは以下のようになります。

https://info.finance.yahoo.co.jp/history/?code=998407.O&sy=2008&sm=11&sd=19&ey=2020&em=12&ed=19&tm=d&p=2

最初のURLの最後に、ページ数を表す「p=2」が追加されました。

 

スクレイピングとは、プログラミングにて上記のURLを変更し、必要なサイトを表示させ、その中から必要なデータを取得する一連の流れを自動化することです。

上記のようなデータ取得は、もちろん手作業でも可能です。

しかし、データ数(ページ数)が膨大になると、手作業でのデータ収集は現実的ではありません。

 

スクレイピングのメリット

スクレイピングのメリットは、以下のようなものです。

・無料
・CSVファイルではダウンロードできないデータも取得可能
・データ取得のときに、様々なカスタムができる
・CSVファイルダウンロードに比べ、自由度が高い

 

スクレイピングのデメリット

スクレイピングのデメリットは、以下のようなものです。

・プログラミング必須
・サイトによってはスクレイピングを禁止しており、利用規約に反する
・CSVファイルダウンロードに比べ、難易度が高い

 

※具体例として、yahooファイナンスでのスクレイピングを解説しましたが、yahooファイナンスは利用規約にてスクレイピング禁止です。

各サイトでスクレイピングが禁止されている理由ですが、これは高速かつ大量のアクセスをすることで、サーバーに負荷を与えるためです。

 

マンモス
マンモス

実際にスクレイピングする際は、各サイトの利用規約をよく確認しましょう。

 

スクレイピングのやり方

スクレイピングのやり方はyahooファイナンスの具体例で説明しましたが、基本的には各サイトの「URLの分解」と「データ取得」です。

特定のプログラミング言語でないと、スクレイピングできないということはありません。

 

※プログラミング知識がない方は、下記の記事でおすすめのプログラミング言語を解説しています。

 

 

スクレイピングの学習方法ですが、スクレイピングのやり方を専門に扱った本もあります。

スクレイピングはプログラミングの超高等スキルというわけではないので、習得はそれほど難しくありません。

 

株価の時系列データを活用する方法

時系列データの活用方法は2つあります。

①売買ルールのシュミレーションに活用する
②自動売買に活用する

 

また、時系列データを活用して「システムトレード」することもできます。

システムトレードとは?
過去の時系列データで売買ルールが儲かることを確認したうえで、その売買ルールを使って、機械的にトレードすることです。

 

活用方法① 売買ルールのシュミレーションに活用する

時系列データがあれば、売買ルールのシュミレーションができます。

やり方はプログラミングして計算してもいいですし、Excelの関数などで計算しても問題ありません。

また、売買ルールのシュミレーションと聞くと難しく感じるかもしれませんが、Excelの場合、if関数を使って売買タイミングを把握し、そのタイミングでのお金の集計をするだけです。

さらにそこから資産がプラスになったのか、マイナスになったのかで勝率が割り出せますし、平均損益なども簡単に算出できます。

プログラミングができなくとも、Excelなどのスプレッドシートさえ使えれば、簡単に売買ルールのシュミレーションができるので是非やってみましょう。

※Excelは有料ツールです。PCを買ったときにインストールされていなければ、自分でソフトを買うことになります。

 

マンモス
マンモス

Excelは自分で買うと結構高いです。
15000円くらい・・・・
もし、Excelがインストールされてなければ、グーグルスプレッドシートなどの無料のものを使いましょう。

 

また、売買ルールのシュミレーションは、やらないよりは絶対やったほうがいいです。

なぜなら、シュミレーションすることで儲けられない売買ルールを選別できるからです。

さらに徹底的にシュミレーションすることで、利益の底上げをしたり、リスクを低減させることもできます。

この徹底的なシュミレーションはバックテストと呼ばれ、システムトレードの要となる技術です。

私個人的には、大多数の負けている個人投資家はバックテストするだけで、かなりの損益改善ができると考えています。

理由は単純で、負ける売買ルールでトレードするという愚行を防げるからです。

よければ、下記の記事も合わせてご覧ください。

 

 

 

活用方法② 自動売買に活用する

CSVファイルやスクレイピングで取得した時系列データと、証券会社のAPIで取得できるリアルタイムデータを組み合わせることで、自動売買をすることが可能になります。

※APIでも過去の価格データを取得できる場合があります。

自動売買をする際、売買タイミングとなるエントリーシグナル、イグジットシグナルを出すわけですが、これはリアルタイムデータだけではシグナルを出せません。

なぜなら、過去から現在(リアルタイムデータ)のデータを用いないと、売買タイミングを判別できないからです。

 

くまさん
くまさん

リアルタイムデータという、ある一時点のデータだけあっても、売買タイミングはわからないよ。
移動平均線を算出するにしても、過去の高値のブレイクアウトを狙うにしても、ある一点のデータでは何も分からないからね・・・

だから過去の時系列データも必要になるよ。

 

このように、過去のデータ、リアルタイムデータを活用することで、一定の売買ルールに従う自動売買ができます。

 

※APIや自動売買については、下記の記事をご覧ください。

 

まとめ

「株価の時系列データをダウンロードする方法【無料で簡単です!】」のまとめです。

 

・株価の時系列データをCSVファイルで取得する方法
→楽天証券、SBI証券、yahoo financeで可能
→有料にはなるがyahoo japanでも可能
・スクレイピングすることでも時系列データを取得できる
・時系列データは「バックテスト」、「自動売買」に活用できる

 

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